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令和7年9月 長門市議会定例会 行政報告(令和7年9月26日)

ページID:0063454 更新日:2025年9月26日更新 印刷ページ表示

行政報告

1.三隅地区工場用地整備事業について

 平成28年5月、県立会いのもと、株式会社アルミネと交わした確認事項に基づき、三隅下地区内に工場用地の造成を進めてきた本事業につきましては、本年5月30日に最後の補修工事が完了し、8月6日に県による開発行為完了検査を受けたところであります。

 優先交渉者である同社と、土地売買交渉を含む新工場建設に向けた協議を、双方が誠意を持って行ってきたことは、これまで報告してきたとおりでありますが、このほど造成工事が完了し、土地の引渡しができる時期が到来しましたことから、今週22日に大阪本社を訪問し、同社社長の最終見解を確認したところであります。

 同社社長からは、「令和2年3月を操業開始とする当初の進出計画で35億円としていた建築・機械設備投資額が、物価高騰や為替変動等、社会経済情勢の変化により、100億円超へ大幅に増加したことから、現時点、投資の判断をできかねている状態にある。ただ、平成28年以来の約束事であるので、土地の購入については前向きに検討するが、新工場の建設は、当面見送らざるを得ないことを理解していただきたい。また、これ以上、市を待たせることは誠に忍びないので、市において、他の事業者に対する誘致活動等で活用することも検討していただけないか」とのお話がありました。

 本事業は、生産性の向上及び雇用の促進、市内への経済波及効果を見越しての整備事業であり、これまで、同社を優先交渉者として幾度も交渉・協議を重ねてきたところでありますが、整備工事の遅延は、市側の要因が大きく、同社の「投資タイミングの逸失となる機会損失」があったことは認めざるを得ないところであります。しかしながら、市といたしましては、多額の市費を投じて整備した用地をこのまま放置しておくことは、決して望ましいことではなく、同社からも、他社に対する誘致活動等を並行して開始することを容認いただいたことから、私は、柔軟に対応を検討していくことを伝えたところであります。

 したがいまして、今後につきましては、同社を含めた企業誘致活動を強力に推進し、整備した用地に速やかに企業の誘致が図れるよう、全力を傾注する所存であります。


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