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令和3年6月長門市議会定例会 行政報告(令和3年6月11日)
行政報告
1.新型コロナウイルスワクチンの接種状況について
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて切り札とされるワクチン接種につきましては、かかりつけ医による個別接種、接種会場での集団接種、高齢者施設における巡回接種の3つの体制を構築し、高齢者向け優先接種を実施しているところであります。
昨日までの接種状況につきましては、1回目の接種者数は対象者全体14,311人の47.2パーセントにあたる6,749人で、2回目の接種者数は全体の12.6パーセントにあたる1,799人となっており、医療従事者を含む2回目を終えた接種者数は、市全体で3,623人となっております。
市といたしましては、7月末までに高齢者向け接種を終えられるよう、集団接種の機会を1,900人分追加で確保するなど、取組の強化を図ったところであります。
いよいよ6月中には、接種クーポン券を64歳以下の対象者に発送する予定ですが、長門市医師会、各医療機関、関係機関及び「接種にかかる協力活動に関する協定」を結ばせていただいているボランティア団体等と連携し、万全の接種体制を整えてまいります。
2.東京2020オリンピック聖火リレーの実施について
去る5月14日、本市におきまして、東京2020オリンピック聖火リレーを実施いたしました。
長門高校前バス停をスタートした聖火は、密回避のための警備ボランティアを配置するなど、十分な感染防止対策を講じた中、14人のランナーによりゴールであるセンザキッチンまでつながれ、山口県の最終地である萩市へ無事受け渡すことができました。
これも一重に、市民の皆様のご理解とご協力のたまものだと考えており、改めて感謝申し上げます。
3.宇津賀郵便局における長門市行政事務の包括受託の開始について
この度、6月1日から中山間地域における市民サービスの維持を図るため、宇津賀出張所の機能を宇津賀郵便局に移転するとともに、行政事務の包括委託契約に基づき同局による窓口業務を開始したところであります。
業務の開始に当たり、日本郵便株式会社及び地域自治会関係者の出席のもと開始式が執り行われました。
この業務委託により宇津賀郵便局では、住民票の写し、納税証明書など公的証明書の交付のほか、国民健康保険や後期高齢者医療に関する各種届出・申請の受付など、合わせて10項目の行政事務を取り扱うことになりました。
また、局内には市の職員が常駐し、郵便局で取り扱うことのできない行政事務、相談にあたることとしております。
今後とも、こうした取組などを通じて、少子高齢化や人口減少が進む地域における市民サービスの維持を図り、「住みたい、住み続けたい、魅力的なまち」の実現につなげてまいります。
4.出納閉鎖による令和2年度決算収支について
5月31日をもって出納閉鎖した一般会計及び特別会計でありますが、一般会計では、収支差引額から令和3年度への繰越明許費にかかる繰越財源を差し引いた実質収支において、約8億円の黒字となっております。
次に、国民健康保険事業、介護保険事業及び後期高齢者医療事業の各特別会計におきましても、黒字となっております。
湯本温泉事業特別会計につきましては、収支差引不足額を一般会計からの繰入金で補填し、収支均衡を図ったところであります。