本文
令和2年9月長門市議会定例会 行政報告
行政報告
1.台風第9号及び台風第10号による被害について
はじめに、このたびの台風による災害において、被災されました皆様方に衷心よりお見舞い申し上げます。
台風第9号につきましては、9月2日未明に、強い勢力を維持したまま本市に最も接近しました。
被害状況につきましては、市内9漁港の周辺において、高潮による浸水が発生しており、特に小島漁港の周辺では、住家の床下浸水が1件発生したところであります。
次に、台風第10号につきましては、9月7日の朝、非常に強い勢力を維持したまま本市に最も接近しました。
市では、前日6日から中央公民館をはじめとする市内10箇所に自主避難場所を開設するとともに、市内全域に避難準備情報を発令し、117世帯187名の方が避難されたところであります。
被害状況につきましては、強風による農業用資材の破損等の農業被害15件、油谷地区を中心に3,400戸の大規模な停電が発生しましたが、人的被害や住家の破損はありませんでした。
市といたしましては、市や報道等からの台風情報をもとに、市民の皆様お一人お一人が早めの避難行動など万全の対策に努めていただいたことが、最小限の被害にとどまった要因の一つと考えております。
こうした市民の皆様のご協力に感謝申し上げるとともに、今後とも災害情報の迅速な提供など防災体制の強化に取り組んでまいります。
2.日本航空株式会社との連携協定の締結について
日本航空株式会社とは、これまで、平成29年から3回にわたり開催していますJAL向津具ダブルマラソンや、元乃隅神社での共同観光PRなど、様々な取組を連携して行ってまいりました。
このような中、JAL向津具ダブルマラソンを基軸に、相互の連携をさらに強化しながら、それぞれが持つ物的、人的、知的資源を有効に活用し、包括的に地域全体の活性化を図るため、8月27日、「連携協定」を締結いたしました。
協定の内容といたしましては、「観光振興に関すること」、「文化・スポーツ振興に関すること」、「未来を担う人づくりに関すること」、「SDGsに関すること」など、5項目を掲げ、日本航空株式会社と市、双方にとって有益で継続性のある連携により事業展開を図ってまいります。
特に、新型コロナウイルス感染症の終息後を見越し、働きながら休暇をとる、いわゆるワーケーションを活用した商品造成や、棚田を活用した新たなツーリズムの開発など、交流人口のさらなる拡大を目指した取組などを進めることとしております。
3.新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の特別定額給付金事業の申請受付終了について
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として、一人当たり10 万円を一律給付する、特別定額給付金事業の申請受付が8月17日に終了しましたので給付状況について報告いたします。
本市では、オンラインによる申請受付や郵送申請による受付を5月1日以降、随時開始し、5月15日から給付金の振込を行ってまいりました。
その結果、給付金の対象世帯1万5,969世帯に対して99.7パーセントにあたる給付を行ったところでございます。
今回の給付金支給にあたっては、各地区の自治会長をはじめ、民生児童委員の皆様のご協力をいただいたことが高い給付率につながったものと考えております。
この間の皆様方のご協力に対しまして心より厚くお礼申し上げます。