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令和3年9月長門市議会定例会 行政報告(令和3年9月10日)
行政報告
1.新型コロナウイルスワクチンの接種状況について
本市での新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、65 歳以上の高齢者の皆様から優先的にワクチン接種を開始し、市内医療機関による個別接種、市内接種会場を設けての集団接種などにより実施しております。
9月8日までの接種状況につきましては、1回目の接種者数は12歳以上の対象者全体31,226人の75.2パーセントにあたる23,494人で、2回目の接種者数は全体の66.0パーセントにあたる20,604人となっており、県平均の2回目接種率62.2パーセントを上回る状況となっております。
なお、65歳以上の高齢者の皆様への接種につきましては、新規の予約がほとんどない状況にあり、90.0パーセントの皆様が2回目の接種を終えられていることから、私としては、高齢者のうち希望される全ての方へのワクチン接種は、おおむね完了したものと考えております。
今後も引き続き、希望される全ての皆様が接種できるようワクチン接種体制を整えてまいります。
2.台風第9号及び前線の停滞による大雨の被害について
台風第9号の影響により、8月8日夕方から翌9日明け方にかけて、暴風・波浪警報が発表され、明け方には、高潮注意報が発表されました。
さらには、12日から15日午前中にかけて、前線の停滞により大雨・洪水警報が発表され、油谷地区では14日の1日の累積雨量が123.5mmを観測しました。
これらにより土砂災害のおそれが高まったことから、市では、14日午後4時45分に市内全域に高齢者等避難を発令するとともに、市内10箇所に避難所を開設し、最大11名の方が避難されたところであります。
被害状況につきましては、市道岬西線における道台の崩壊など道路被害15件、護岸の一部崩壊などの河川被害4件のほか、農地・農業用施設の畦畔法面の崩壊など農業被害も多数発生したところであります。
市といたしましては、予備費の充用や本定例会において関係の補正予算を計上するなど予算を措置し、市民生活及び営農活動に支障がないよう、早急な復旧対策に努めてまいるとともに、今後とも災害情報の迅速な提供など防災体制の強化に取り組んでまいります。
3.東京2020オリンピックのホストタウンについて
本市では、東京2020オリンピックにおけるブラジル連邦共和国のホストタウンとして、7月11日から24日までの14日間、7人制女子ラグビー・ブラジル代表チームの事前キャンプの受入れを行いました。
選手・スタッフは、期間中、宿泊ホテルと練習会場以外の移動を完全に制限するなどの徹底した行動管理と毎日のPCR検査実施により、新型コロナウイルス感染者を一人も出すことなく、万全の体制・体調で本大会に送り出すことができ、ホストタウンとしての責務を十分に果たせたものと考えております。
加えて、期間中、万全の感染症対策を講じた上で、選手・スタッフと地元俵山小学校の児童をはじめ総勢70名の市民の皆様が直接触れ合う交流会も開催いたしました。
今後、本市といたしましては、事前キャンプを実施した実績を有効に活用・発信し、合宿地を招致するほか、「温泉」や「食」、「観光資源」と連動した、スポーツツーリズムの推進につなげてまいりたいと考えております。