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本ページでは、平成30年の長門市の主なできごとを振り返ります。
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4月20日に長門市初となる道の駅センザキッチンがグランドオープンし、関係者らが式典に出席、オープンを祝った。6月1日には来場者が20万人突破、8月31日には来場者が50万人を突破し、11月末で来場者累計78万人が訪れている。また、7月16日には海の駅に登録され、道の駅と海の駅の両方に登録された施設は中国地方で初となった。なお、道の駅センザキッチンは優れたデザインに贈られる「2018年度グッドデザイン賞」を受賞した。
CNN社「日本の最も美しい場所31選」にも選ばれた元乃隅稲成神社に多くの観光客が訪れ、その立地と駐車場不足から深刻な渋滞を惹き起こしていたが、その解消に向け平成29年12月から整備を進めていた「津黄龍宮の潮吹交流施設」および「龍宮の潮吹第1駐車場」が完成し、4月28日から供用開始された。
人口1万人あたりの焼鳥店舗数が全国トップクラスの長門市で、9月1日、2日の2日間、「第12回全国やきとリンピックin長門」が開催された。北海道から沖縄県までやきとりの名店19店舗が集結し、2日間で約6万5千人の来場者が全国のやきとりを楽しんだ。全国やきとリンピックの長門市での開催は平成21年、平成26年に続き3回目。
4月1日、道の駅センザキッチン・長門湯本温泉とJR新山口駅間を1日2往復する直行便(ジャンボタクシー)の運行がスタート。新幹線を利用して長門市を訪れる観光客の二次交通対策と市民の移動性向上図る目的に実施。
2月14日、恩湯等施設整備・運営事業の公募型プロポーザルに係る事業提案公開ヒアリングが実施され、市内の旅館や飲食店経営者などで構成された「長門湯守」が優先交渉者として決定した。4月17日には長門市と恩湯等施設整備・運営事業の基本協定を締結。新しい恩湯等施設は2019年11月に開業予定。
9月6日、「第5回長門湯本温泉観光まちづくり推進会議」終了後に行われた記者発表で、星野リゾート星野佳路代表が、星野リゾートが長門湯本温泉に進出計画を立てている「界 長門」について、2020年3月に開業予定と発表。「界 長門」は地上4階建て、客室数は本館30室、別館10室の計40室で宿泊客が積極的に温泉街に出ていく工夫や、宿泊客以外の観光客が利用できる施設を併設し、温泉街のそぞろ歩きを楽しめる仕掛けが予定されており、9月6日に着工した。
地域の将来像を具体化してより良い地域経営に向けた検証と改善を行うことを目的に、9月の1カ月間、長門湯本温泉で社会実験を実施。川床の設置など河川空間の活用や照明デザインによる夜間景観の演出、交通機能の再編による道路空間の活用が実験的に行われた。また、コア期間に位置付けられた9月15日~17日には「おとずれリバーフェスタ」も開催され、春に整備されたきらきら橋付近の雁木広場や9月14日に供用開始された紅葉の階段などで、新しいスポットで楽しむ来場者の姿が見られた。社会実験で検証した内容をもとにエリア交通計画も平成30年度中に策定される予定。
9月28日、大西倉雄市長をはじめとする長門市代表団がロシア連邦ソチ市を訪問し、市政初となる姉妹都市協定を締結(長門市とソチ市との間の友好関係の確立に関する合意書に署名)。両市の教育・文化・スポーツ・観光・保健などあらゆる分野での協力および友好的なパートナーシップ関係を構築することとなった。
4月20日、ラグビーワールドカップ2019組織委員会からラグビーワールドカップ2019TM公認チームキャンプ地の内定状況が発表され、長門市は敗者復活予選優勝チームの公認チームキャンプ地に内定。公認チームキャンプ地の内定は中四国で長門市のみ。その後7月20日に組織委員会と正式に契約。11月にフランスで行われた敗者復活予選でカナダが出場権を獲得し、長門市はカナダ代表チームの公認チームキャンプ地となった。
平成29年7月から整備を進めてきた俵山多目的交流広場クラブハウスが完成し、8月6日、竣工式が行われ関係者らが完成を祝った。クラブハウスは木造2階建て(一部RC造)で延べ床面積が983.98平方メートル。ロッカールームや医務室、チームルーム、マルチメディアルームなどキャンプ実施時に必要な施設を完備。また、クラブハウスと合わせて観客席、夜間照明設備、ゴールポストも整備された。
昨年11月に長門市に発足した女子7人制ラグビーチーム「ながとブルーエンジェルス」が、女子7人制ラグビーの国内最高峰である「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2018」に参戦。4月29日・30日の東京大会を皮切りに、秋田、富士山裾野御殿場、鈴鹿の4大会が実施され、年間総合順位は5位(12チーム中)となった。
11月18日、維新百年記念公園ラグビー・サッカー場で「第98回全国高等学校ラグビーフットボール大会山口県予選会」決勝が行われ、大津緑洋高校が29対5で山口高校に勝利し、5年ぶり29回目の全国大会出場を決めた。
6月10日、油谷総合運動公園をスタート・ゴールとして「第2回JAL向津具ダブルマラソン」が開催。84.39kmのダブルフルマラソン、42.195kmのシングルフルマラソン、約30kmの棚田ウォークに合計1,139人の選手が参加。元乃隅稲成神社や千畳敷をはじめ、立石観音や東後畑の棚田など、景色を楽しみながらゴールを目指した。
4月7日、木育推進拠点施設「長門おもちゃ美術館」が道の駅センザキッチン内にオープンし、タレントの西村知美さんや東京おもちゃ美術館の星野太郎副館長など関係者約50人が出席して、セレモニーが行われた。6月30日には来館者が1万人を突破、8月30日には来館者が2万人を突破した。また、長門おもちゃ美術館は「第12回キッズデザイン賞」および「ウッドデザイン賞2018」を受賞した。
9月26日、「ひと」と「しごと」をつなぐハブ拠点施設として整備を進めてきた長門市しごとセンターが完成し、開所式が行われた。長門市しごとセンターは生産年齢人口の定着と魅力ある地場産業の育成を支援し、市内産業の魅力発信や人財育成、創業支援を行う目的で整備。コワーキングスペースやミーティングルーム、シェアオフィス、キャリア教育拠点室などの設備が整えられている。
明治維新150年を迎えた平成30年、維新回転の礎を築いた村田清風と、幕末期に長州藩のかじ取りをした周布政之助の業績を広く知ってもらうため、村田清風記念館が改装され1月19日にリニューアルオープンした。館内は油谷地区在住の漫画家・広中建次さんの漫画を取り入れ、村田清風と周布政之助の活躍を紹介。小学生から歴史に詳しい来館者まで幅広く対応するため、三段階の説明文が用意された。
5月21日、全国棚田(千枚田)サミットの開催に向けた長門市実行委員会が発足。全国棚田(千枚田)サミットは平成7年から全国各地で開催されており、2019年には中国地方で初となる第25回大会が10月12日から10月14日の日程で、式典講演等の会場をルネッサながと、現地見学会の会場を東後畑棚田周辺地域にして開催される。また、小学4年生から高校3年生までを対象に大会テーマが募集され、長門高校3年生の河野真夢さんの作品「棚田の魅力を再発見!~美しいふるさとを未来へ~」に決定した。
9月に1人(林業振興担当)、10月に1人(日置地区担当)、新たに2人の地域おこし協力隊が着任し、12月時点で6人の隊員が活動中。また、今年度で任期を終えた3人の隊員は引き続き、市内に定住している。
1月11日、長門市本庁舎の建設工事にかかる起工式および安全祈願祭が行われ、関係者ら約60人が出席し、工事の安全を祈願した。市役所新庁舎は建築後50年以上経過し、老朽化や耐震性能不足のため建て替えるもので、木造とRC造のハイブリット構造5階建て。木材には市有林の木材が使用されており、7千平方メートル以上の木構造の建物としては国内でも初となる。新庁舎の完成は平成31年8月頃の予定。
2月28日、「長門・俵山道路」のトンネルとしては最長となる延長1,873mの「大寧寺第3トンネル」が貫通し、住民らを対象とした見学会が行われた。一般国道491号「長門・俵山道路」は深川湯本と俵山小原をつなぐ延長5.5kmの自動車専用道路で、平成31年度の開通を目指して工事が進んでいる。
平成26年4月から4年間、長門市副市長としてながと成長戦略行動計画など幅広い手腕を発揮した磯部則行氏が平成30年3月31日をもって退任。4月2日、磯部前副市長の後任として着任した大谷恒雄副市長に辞令が交付された。
平成30年4月に市役所の組織を改編。水道課と下水道課を統合し、新たに上下水道局とすることで、より企業性を発揮した経営健全化に向けた取組強化や効率的な業務運営を図ることとした。また11月27日には油谷地区で2番目となる田上浄水場が竣工した。