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~安全でおいしい水を届けるために~田上浄水場が竣工

<外部リンク> 印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月27日更新
一斉に稼働スイッチが入れられ、田上浄水場は通水し、稼働を始めた

一斉に稼働スイッチが入れられ、田上浄水場は通水し、稼働を始めた
竣工式には、市議会議員や油谷小学校児童、各関係者など約70名が出席
1日あたり2,500立法メートルを浄水することができ、油谷地区の需要量に耐えることができる
油谷小学校の児童たちは施設内部も見学
水質監視設備。写真は浄水ph計(左)と浄水濁度計(右)

 11月27日(火曜日)、油谷地区で2番目となる田上浄水場の竣工式が行われ、地元自治会や市議会議員、油谷小学校児童、その他関係者ら約70名が出席しました。

 今回竣工した田上浄水場は、油谷地区の主要な水源である田上水源から取水した水を、急速ろ過方式(※1)によりろ過し、油谷全域に清浄な水道水を供給する浄水施設です。従来の田上水源では、浅層地下水を水源として次亜塩素滅菌(※2)を行い送水していましたが、施設の老朽化や降雨時の濁度上昇、クリプトスポリジウム(※3)の全国的な問題があったため、平成24年度より田上浄水場の整備を図ってきました。

 竣工式では大西市長が「大雨の際の濁りや塩素では滅菌できない菌の存在、施設の老朽化などの理由から、平成24年度より田上浄水場の整備を行ってきました。また本市においては、平成28年1月に寒波で水道管が破裂し、3500戸8500人が断水しました。水は安心安全に供給されなければならないし、災害時にも後れを取ってはならない。田上浄水場は、油谷地区全域に水を供給するものであり、大きな期待を寄せています」と挨拶しました。その後、大西市長、武田市議会議長、地元の藤嶋自治会長、油谷小学校の児童の手により、稼働スイッチが一斉に入れられ、田上浄水場は、通水し稼働を始めました。

 式典終了後は、長門市上下水道局職員により、油谷小学校児童に対して田上水源の取水方法やろ過装置、濁度計などの説明が行われ、児童たちは安心安全な水ができる過程について熱心にメモを取っていました。

 田上自治会長の藤嶋潔氏は「大変嬉しいです。これまで通常時は濁りが出なかったが、大水が出たときや夏場水位が下がった際には、水の濁りがあった。この事業が終わって、油谷地区の人が綺麗な水が飲めると期待しています」と話しました。

 なお、田上浄水場の施設概要は下記のとおりです。

  • 名称   田上(たじょう)浄水場
  • 所在地  長門市油谷河原下ヶ原561
  • 水源   田上水源
  • 処理能力 急速ろ過方式:浄水量一日あたり2,500立方メートル
  • 総事業費 約5億9千9百万円
     

※1 急速ろ過方式…原水の濁質を素早く取り除くために、凝集剤を注入することによって濁質を大きなかたまりにして沈殿させます。この処理のあとに上澄み水をろ過池で粗めの砂層に通すことにより、濁質をきれいに取り除きます

※2 次亜塩素酸滅菌…一般細菌、大腸菌の死滅、不活性を目的に塩素消毒を行います。次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カリウムは消毒効率が高く、安定して供給できることから水の消毒に使用されています

※3 クリプトスポリジウム…クリプトスポリジウムは、塩素消毒に耐性があり、ウシや人の腸内に寄生する原虫で、地下水などに混入することがあります。感染すると下痢などの症状を引き起こします。長門市においては、クリプトスポリジウムが検出されたことはありません