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本ページでは、令和3年の長門市の主なできごとを振り返ります。
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「域内循環の促進」「生産性の向上」「外部活力の活用」の3つの視点を盛り込み、10年先の経済活性化の指針となる「ながと6G構想」を3月に策定した。6つのG(方針)を柱とした施策を実施し、稼ぐ力を獲得することで「未来を担う若者が輝くまち」となることを目指す。
総務省の「地域活性化起業人制度」を活用して、4月から民間企業3社の人材を長門市に受け入れ、シティプロモーション、観光分野、デジタル推進をそれぞれ担当することとした。専門知識、経験及び人脈を活かした活動を進め、本市の更なる魅力・認知度の向上につなげる。
4月16日、油谷と俵山をつなぐ県道美祢油谷線の砂利ヶ峠トンネルを含む約2kmの区間の供用が開始された。せまく急カーブが連続する区間が解消され、地域の安全・安心の確保や、観光・産業の活性化が期待される。
4月26日、楽天農業株式会社、楽天グループ株式会社と農業分野において連携協定を締結した。市内の耕作放棄地を活用したオーガニック農業の推進や新規就農者の育成支援、農業者へのIT活用支援等を進める。
6月1日、中山間地域における市民サービスの維持を図るため、宇津賀出張所機能を宇津賀郵便局内に移転させるとともに、出張所業務の一部を委託した。出張所機能の郵便局内への移転は長野県泰阜村に続いて全国2番目。窓口業務以外の各種相談、調整は郵便局内に常駐する宇津賀出張所職員が引き続き担当する。
7月29日、長門市デジタル推進本部が設置され、デジタル技術を活用した地域課題の解決と新たな価値創造により、持続可能な地域づくりを推進することを基本理念とした、「長門市DX(デジタルトランスフォーメーション)推進方針」を決定。今後は、教育や医療、福祉などのさまざまな分野でデジタルを幅広く活用することで、市民が地域の活力やくらしの豊かさを実感できるよう取組を進める。
10月に執行される選挙から、投票率向上のため、期日前投票を行うためにデマンド交通を利用した場合の運賃を無償化する取組を開始した。期日前投票の推進を目的にデマンド交通利用運賃を無償化する取組は中国地方初で、今後の選挙においても引き続き実施していく。
11月25日、長門市と楽天グループ株式会社が包括連携協定を締結した。地域産業振興やデジタル人材の育成など6項目において連携することとしており、デジタル技術の活用することにより、地域が稼ぐ力をつけ活性化し、地域そのものが強靭かつ豊かになり、サステナブルに輝き続ける未来を目指す。
3月に医療従事者、4月から高齢者を対象としたワクチン接種が始まり、5月から11月までは集団接種を実施した。11月末時点での2回目を接種した市民の割合は86%にのぼり、12月からは3回目の接種が医療従事者を対象に始まった。
7月5日、伊上海浜公園オートキャンプ場において、長門市、美祢市、下関市3市の市長が出席し、アウトドアツーリズム広域協議会の設立総会が開催された。従来の旅行形態から、新たな付加価値としてアウトドアスポーツに着目し、市境を超えた豊富な自然資源を活かし、広域連携による着地型観光メニューを提供することで、滞在時間の延長や交流人口の拡大を実現させていく。
「元乃隅神社」を12月15日〜19日の期間限定でライトアップする「元乃隅神社ライトアップ双龍一会 ~冬~」が開催される。地域の夜にランドマークを創りたいとの思いから神社・地域・観光事業者が連携して行うもので、「元乃隅神社」に最新技術を使って命を吹き込み、123基の鳥居がまるで生きている龍神の如く動き、その胎内を巡ることにより災いを振り払い、願いへ近づくことができるという趣向を凝らしている。
女子7人制ラグビーの国内最高峰リーグである「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2021」で、ながとブルーエンジェルスがシリーズ総合68ポイントを獲得し、年間総合優勝に輝き、2連覇を達成した。年間総合MVPには、ながとブルーエンジェルス所属のファタシンプキンズ・カタリナ選手が選ばれた。
東京2020オリンピック競技大会に長門市油谷出身の奥村麻依選手が女子バレーボールに、ヤマネ鉄工建設株式会社所属の足立和也選手が男子カヌー(スラローム)に出場。市内では横断幕の設置や応援動画の制作、等身大パネルの設置など市民による応援機運が高まりを見せた。
7月11日から7月24日まで東京2020オリンピック大会7人制女子ラグビーブラジル代表が事前キャンプを行った。コロナ禍のため、選手はホテルと練習会場以外の場所への出入りが制限されるなか、歓迎セレモニーや徹底した感染症対策を講じたうえでの交流イベントなどを行い、長門市民の心のこもったおもてなしにブラジル選手は感謝の気持ちを表した。
9月28日、長門市とソチ市の姉妹都市締結から3周年を迎え、ソチ市のホームページや各種SNSアカウント、長門市のホームページやSNSアカウントに、市長の祝賀メッセージ動画と観光地の写真を掲載した。これまでに、ソチ市出身のリリヤさんの長門市の地域おこし協力隊への着任や、両市の学生によるオンライン交流などの取組が行われている。
3月2日に、長門市としては初となるネーミングライツ付与契約をヤマネ鉄工建設株式会社と締結し、俵山多目的広場の愛称名が「ヤマネスタジアム俵山」となった。契約期間は3年間。
10月1日、地域の実情に合わせた移動手段を確保し、公共交通空白地区を縮小するため、市内7地区でデマンド交通の運行を開始した。来年度は4地区に導入し、市内全域への導入を完成させる。
10月4日、買い物をすることが難しい人を移動スーパーで支援する買い物支援実証事業を新たにスタートさせた。株式会社丸久が「移動スーパーとくし丸」を開業し、日置・油谷地区と三隅地区において移動販売を行う。冷蔵機能を備えた軽車両が自宅まで伺い、それぞれのニーズに合わせた商品を購入することが可能。
77月3日、ルネッサながとの開館20周年記念式典が行われた。式典ではいずれも人間国宝である狂言の野村万作氏、文楽の吉田蓑助氏(代理 桐竹勘十郎)、歌舞伎の坂田藤十郎氏(故人)に特別表彰が授与されるとともに、記念公演として狂言『那須与市語』、文楽『義経千本桜』から「河連法眼館の段」が上演され、観客を魅了した。
令和2年度から小学校3・4年生で外国語活動、5・6年生で教科として外国語が必修化となるなか、児童が英語教育にスムーズに取り組めるよう、株式会社ECCと連携して電子黒板に映像やクイズ、歌などを映し出すなど児童参加型の授業を展開できるデジタル教材「パパっとえいご」を導入し、10月から小学校1・2年生の余剰時間を活用して楽しく英語に触れる英語学習を独自にスタートさせた。
11月1日、みのり保育園で恒常的に医療的ケアを必要とする園児の受け入れを開始した。3歳児の園児は、人工呼吸器による呼吸管理、喀痰吸引やその他の医療行為を受けることが不可欠で、市では施設の改修や看護師の配置など受け入れに向けて準備を進めてきた。長門市で医療的ケアを必要とする園児を受け入れるのは初となる。