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7月3日(土曜日)、ルネッサながと劇場で、ルネッサながとの開館20周年記念式典が行われ、関係者や市民など約400人が出席しました。
ルネッサながとは平成12年3月、劇場と体育館の複合施設として開館し、北浦地域の文化活動の促進と伝統芸能その他の芸術振興をになってきました。
昨年開館から20年を迎えたものの、コロナ禍に見舞われたことから、記念式典は本年に延期して行われたものです。
式典に先立ち、近松門左衛門研究の第一人者であり、ルネッサながと初代館長の故鳥越文蔵氏がルネッサながとの劇場を「全国有数の舞台設備を備えた日本一の劇場」と話す生前の映像が紹介されました。
式典で江原市長は、「平成6年度から長門市では『近松祭inながと』と銘打ち、歌舞伎や文楽の公演、近松シンポジウムを展開した取組が県に高く評価され、ルネッサながとを建設いただいた。文楽の舞台機能としては東京、大阪に次ぐ第3のメッカと評されています。地域再生、文化の創造・発信、広域交流の拠点として、これからも皆様に愛される施設を目指したい」とあいさつしました。
また、いずれも人間国宝である狂言の野村万作氏、文楽の吉田蓑助氏(代理 桐竹勘十郎)、歌舞伎の坂田藤十郎氏(故人)に特別表彰が授与されました。
なお、6団体1個人に対し、大井徳三館長から協力団体への感謝状が贈呈されました。
20周年記念公演として狂言『那須与市語』、文楽『義経千本桜』から「河連法眼館の段」が上演され、観客を魅了していました。