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10月20日(水曜日)、江原市長が期日前投票を行うためのデマンド交通無償化の取組を油谷支所で視察しました。
長門市は、今年の10月に執行される選挙から、投票率向上のため、期日前投票を行うためにデマンド交通を利用した場合の運賃を無償化する取組をスタートさせました。期日前投票の推進を目的にデマンド交通利用運賃を無償化する取組は中国地方初であり、参議院山口選挙区選出議員補欠選挙の期日前投票の状況を江原市長と伊達選挙管理委員会委員長が視察したものです。
長門市では、地域の実情に合わせた交通手段を確保し、公共交通空白地区を縮小するため、市内全域へのデマンド交通導入を進めており、すでに運行していた俵山、向津具地区に加え、今年10月からは日置(長崎、黄波戸、矢ヶ浦、茅刈を除く)、青海島地区、湯本地区、渋木・真木地区、油谷地区でデマンド交通の運行が始まりました。
油谷地区では午前中に3便、午後から2便が運行されており、11時半に油谷支所に到着した便では、期日前投票を行うために6人の市民がデマンド交通を利用しました。油谷支所玄関では、江原市長が視察を兼ねてお出迎えを行いました。
市民は油谷支所内の会議室で参議院山口選挙区選出議員補欠選挙の期日前投票を済ませると、戻り便のワゴン車に乗ってそれぞれ帰宅しました。
デマンド交通を利用して期日前投票を行った槇田敦子さんは「駅から遠い人や免許を返納した人にとっては素晴らしい仕組みでとてもありがたいです。10月に始まったばかりということですので、どんなときに利用したらよいかを考え、また利用してみたいと思います。」と感想を話しました。
また、視察を終えた江原市長は「市民のみなさんに、さまざまな場面でデマンド交通を利用していただければと思います。今後も利用者の意見を聞きながら、元気に安心して暮らせる魅力あるまちの構築を目指していきたいです」とコメントしました。
伊達選挙管理委員会委員長は「無料化により、多くの有権者にお越しいただき、清き一票を投じてもらえればと思います。高齢者の皆さんにこのしくみを生かしてほしいと思っており、PRに努めていきたいです」と利用を呼び掛けていました。
期日前投票を行うためのデマンド交通無償化の取組は、衆議院議員総選挙や山口県知事選挙など、今後の選挙においても引き続き実施していくこととしています。