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市長コラム 第35号

<外部リンク> 印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月18日更新

第35号のコラムは、「職員研修活動報告会」についてです。

3月18日(月曜日)、「長門市職員研修に係る活動報告会」を実施しました。報告会は、市が独自で実施する研修やその年の特徴的な研修などを対象として、毎年受講職員による発表を行い、私をはじめ、参加を希望する多くの職員が聴講しています。

まず「自主研究グループ」は、職員が自主的に行政運営や施策等の研究活動を行うもので、これまで「ながと女子旅」の企画提案や「かまぼこ板っ球大会」の開催、学校不用品備品の販売などが研修成果としてあがっています。

今年度は、学校管理備品・教材具等の有効活用を研究テーマとしてH27年度から継続して取り組んでいる「NAGATO R-SITE」と、情報発信の技術・意識向上と地域と若手職員をつなぐ場の創成を研究テーマとして取り組んだ「NAGA-B PROJECT」の2グループが発表しました。

「NAGATO R-SITE」の発表にあった新庁舎完成後の旧庁舎不用備品等の活用については、「大量の備品等があることから、国でもNPO法人への参画など公務員の兼業を後押ししていることなどもあり、販売手法について研究するよう」意見しましたが、大いに期待できる内容でした。また、「NAGA-B PROJECT」の取組も、ショートムービーの製作やドローンを使った撮影など、若手職員に広報技術や情報発信能力の向上が見込まれることから、「政策の情報発信を行うことも重要」と講評しました。
 

研修会 研修会

 

 次に「市民サービス向上を図る職員研修」では、本市の実情を深く理解するとともに問題意識を醸成し、本市の魅力や特性を活かし、かつ市民の要望に応えることができる職員を育成することを目的としています。本年度は、採用後1、2年目の職員を対象とした「初任者研修」と、主任あるいは主任主事昇格後1、2年目の職員を対象とした「中堅職員研修」の2つのカテゴリーを設け、それぞれ3グループが研修に取り組みました。

 「初任者研修」では、通、日置、俵山の各地域が抱える問題を地域住民や団体と考えた内容で、(1)廃校となった通中学校に出張所及び公民館を移転し、おとなの学校として利活用する。(2)地域力豊かな俵山の取組に触れ、人を呼び込む俵山塾を経営する。(3)農家と新規就農者のニーズをマッチングさせる「ふぁーむすび」の取組み。これらが地域の将来を考える施策として発表されました。私からは、「施策を考える上で、各地域でどのような施策が実施されているか、まずは市担当課にしっかり話を聞いてみることが大切である」と助言しました。

 「中堅職員研修」では、地元企業や団体等との交流を通じて本市の実情を理解し、市民感覚に沿った政策形成能力を身につけるための研修です。報告会では3グループともに施策提案のみならず、施策に対する関係団体等からの意見聴取や財政的な側面を考慮する内容となっていました。(1)ゴミの削減を目的としたリサイクル掲示板を福祉的支援ツールとして活用――不要なものを貧困世帯や子育てサークル等に提供する「思いやりリユース事業」。(2)防災メールを観光情報等も含めたメール配信サービスへの転換する内容。(3)図書館イベント開催時に前広場を賃貸し、施設維持管理費へ充当する内容など、費用面も十分に検討され、政策として実現可能な発表でした。

 いずれのグループも市民や団体との対話の機会を多く設け、通常業務と関連のない分野を熟考することで、幅広い視点を持つ契機となったに違いありません。新しいことに取り組むには、やはりマンパワーが必要です。私は、「市職員ばかりで進めていく必要はない。足りない部分はボランティアや友達を誘って、やれるところから無理をせず取り組んでもらいたい」と講評しました。
 

講評

 今回報告会に出席し、取組や発表内容が年々レベルアップしていると感じました。今後、自主研究グループがもっと多く生まれ、有益な研究を期待しています。

 限りある職員で効率的かつ効果的な行政運営を進めるためには、職員の意識改革と意欲、能力を持った職員の育成が不可欠です。市が組織として力を発揮していくためには、何よりも人材が大切であることから、今後も職員研修の充実に力を入れていきたいと考えています。