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10月22日(水曜日)、仙崎小学校で「みすゞさん・さん交流集会」が開催されました。
この交流集会は、平成23年度に仙崎小学校と文関小学校との間で始まり、翌年から通小学校も加わり3校での交流がスタート。その後、平成29年度に、みすゞさんが20歳の時に仙崎から移り住んだ地である下関市の名池小学校(現:名陵小学校)との交流へと発展しました。長門市と下関市が連携して行う「みすゞ交流プロジェクト」の一環として、両市の小学生が金子みすゞさんの詩や生涯について学んだことを発表し、相互理解を深めることを目的としています。今年は、仙崎小学校5年生、通小学校5・6年生、下関市立名陵小学校5年生の児童73人が交流しました。
はじめに、伊藤教育長が「長門で生まれ育ち、下関で童謡詩人としてしっかり足跡を残した金子みすゞさんを通して3校がつながっています。今日は、みすゞさんと共に「鯨」についても考えてほしい。長門と下関では毎年、鯨給食が提供され、鯨は両市の文化のひとつとなっています。金子みすゞさんの詩の中には「鯨法会」もあり、鯨と共に育ってきたことが分かります。通には鯨のお墓もあります。みすゞさんと一緒に鯨も感じながら交流してほしい」と話しました。
集会では、仙崎小学校と名陵小学校がプロジェクターを使って自分たちの学校を紹介し、通小学校は「鯨唄」を披露しました。その後、みすゞ通りを巡るウォークラリーが実施されました。ウォークラリーでは、仙崎小学校5年生が総合学習の授業で撮影した、みすゞさんに関連する場所や仙崎の美しい景色の写真を元に、みすゞ通りを歩きながら紹介。クイズを交えたスタンプラリー形式で、楽しく仙崎の魅力を伝えました。
その後、「さわやか海岸」で、一緒に昼食をとり、お互いの好きなものなどを話しながら楽しい時間を過ごしました。最後に、今日の交流集会の感想を発表しました。参加した児童たちは、「写真の場所を見つけるのに時間がかかったが、色々なものを見るきっかけになって良かった」「仙崎小学校の皆さんが楽しいクイズを作ってくれてとても楽しめた」などと感想を話しました。
今年は通小学校が閉校するため、3校での交流会は今年が最後となります。児童たちは、みすゞさんの詩や鯨文化について学びながら、楽しいひとときを過ごしました。