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10月18日(土曜日)、楊貴妃の里にて「第13回楊貴妃炎の祭典」が開催されました。
このイベントでは、災いを焼き払い、無病息災を願う「火渡り修行」が行われ、参加者たちは清めの火の上を歩くことで心身を清めました。また、願い事を書いた「願い札」を火にくべることで、その思いが楊貴妃に届き、ご利益を授かるとされています。
当日は、向津具小学校の児童による伝統の「油谷太鼓」演奏で幕を開け、向津具保育園の園児による可愛らしいお遊戯、長門市・山陽小野田市・宇部市の子どもたち「ビートヒストリー」によるバトントワーリング、鼓波会による力強い和太鼓演奏など、ステージは大いに盛り上がりました。
会場では、山口大学中国人留学生学友会による中国茶と伝統菓子の販売も行われたほか、やきとりやかき氷などの屋台も並び、会場はにぎわいを見せました。
また、向津具小学校で行われている「ヤマグチサンショウウオ(ヤマサン)」保護活動のための資金集めとして銀杏の販売も実施され、地域ぐるみでの取り組みが感じられました。
メインイベントである火渡り神事および火渡り修行は、悪天候の予報を受けて開始時刻が30分繰り上げられました。神事が厳かに執り行われ、燃え上がる炎とともに会場は熱気に包まれました。多くの参加者が無病息災を願い、火の上を一歩一歩踏みしめながら渡りました。
フューチャー長門 楊貴妃炎の祭典実行委員会の田立智暁さんは、「炎の祭典は、地域を盛り上げ、人と人とのご縁をつなぎ、交流人口を増やしていこうという思いで始めたお祭りです。来年、再来年と、わざわざ足を運んで参加してくださる方が増えていってほしい」と語りました。