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令和5年(2023年)6月の大雨災害によって一部区間で運休となっていたJR山陰本線が、2年3カ月ぶりに全線での運転を再開。これを記念して、9月27日(土曜日)、下関市豊北町の阿川駅で復旧記念イベント「○○のはなし」阿川駅おもてなしイベントが開催されました。
式典では、JR山陰本線(下関―益田間)利用促進協議会の会長を務める前田晋太郎下関市長が「生活の路線が復旧したことを非常に嬉しく思います。復旧に尽力いただいたJR西日本の皆さんに心から感謝します。これから地域がさらに元気になることを願っています」とあいさつしました。
続いて、JR西日本の飯田稔督・広島支社長が「開業以来、阿川駅にこれだけの人が集まるのは初めてではないかと感じています。関係者や地域の皆さんのご協力のおかげで今日を迎えることができました。観光列車も運行するので地域と連携しながら利用促進を進めていきたい」と話しました。
また、運休期間中に代行バスを運行していたJRバス中国の唐木幹夫山口支店長には、協議会副会長の江原達也長門市長から感謝の言葉とともに花束が贈られました。
観光列車「○○のはなし」が下関方面から阿川駅に到着すると、多くの地元住民や鉄道ファンなどが、手旗を振って出迎えました。降りてきた乗客には、市長らにより、物産品の塩やお菓子がプレゼントされました。
また、沿線の人丸駅では菱海保育園、長門市駅ではみのり保育園の園児たちが元気にお出迎えし、駅を華やかに盛り上げました。
会場の阿川駅には約250人が来場。キッチンカーや観光おもてなしブースも出展され、訪れた人々に地元の魅力を発信しました。参加者には先着100名にオリジナルの「復旧記念切符」や缶バッジなど「○○のはなし」グッズがプレゼント。
来場者の一人は「思い出の詰まった列車がまた走る姿を見られて本当に嬉しい。復旧してくれてありがとう」と笑顔で話していました。