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9月12日から25日までの14日間、俵山で地方体験交流を行った鳥取大学地域学部3年の河岡亜季さんが、最終日の9月25日(木曜日)、江原市長へ活動報告を行いました。
河岡さんは鳥取県境港市出身。大学では、地域創造コースで地域づくりを学びながら、毎年各地でインターンに参加しています。今年は「温泉街」というキーワードに惹かれ、昔ながらの街並みや人とのふれあいが魅力の俵山での体験交流に参加しました。
滞在中は、俵山歌舞伎倶楽部との交流や蕎麦打ち体験、地元でお酒造りをしている移住者との意見交換など、多彩な体験を重ねました。報告会では、「人の温かさ」や「家族で楽しめる温泉の魅力」などを紹介。一方で、「山口県出身の友人でさえ俵山温泉を知らなかった」と情報発信の弱さを指摘し、若者がよく使うSNSでの発信強化を提案しました。
具体的には、俵山温泉の利用者にInstagramのストーリー機能を使って情報を発信してもらい、投稿者に温泉割引券やミニプレゼントを提供する仕組みを提案。観光客自らが“発信源”となることで、自然と情報が広がり、若い世代の来訪者増につながると期待を込めました。
体験を振り返り、「初めてのことばかりでとても楽しく、あっという間の14日間だった。人の温かさやジビエ料理のおいしさにも感動した」と語る河岡さん。俵山の未来のグランドデザインにも触れ、「今後がとても楽しみ」と笑顔で締めくくりました。
俵山地区では、平成17年度から本事業に取り組んでおり、これまでに延べ55人の大学生を受け入れてきました。これまでに学生たちのアイデアから「麻羅観音グッズ」や「俵山まちづくりマップ」なども誕生しています。