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育休で職場・家庭が変わった~子育て世代の体験座談会が開催

ページID:0063079 更新日:2025年9月7日更新 印刷ページ表示
「子育て世代の体験座談会」の様子

「子育て世代の体験座談会」の様子
ファシリテーターの船崎美智子さん
男性育児休暇の事例を話す「こっこ株式会社」代表取締役の末永さん
子育て中のママから、リアルな意見も
インターンで参加したZEN大学の学生

9月7日(日曜日)、長門市しごとセンターで、「育休で職場・家庭が変わった~子育て世代の体験座談会」が開催されました。
座談会には、大学生や子育て中のママ、企業関係者など12名が参加し、それぞれの視点から育児休暇に関する体験や意見を交換しました。

ファシリテーターを務めたのは、株式会社ライフスタイル研究所の代表取締役社長・船崎美智子さん。最初に、長門市役所市民活動推進課の担当者から、長門市の子育て支援体制や妊娠・出産・子育てから高校卒業まで切れ目のない支援内容、市内の育児休暇取得状況などについて説明がありました。

続いて、市内で養鶏業を営む「こっこ株式会社」代表取締役の末永光佳さんから、2名の男性社員が育児休暇を取得した事例が紹介されました。
「自分の子どもが生まれたときは、男性が育休を取るという考え自体がなかった。しかし、実際に育児休暇を取得した社員からは「新生児期を夫婦で支えられて良かった」という声が寄せられ、企業としても、社員の不在を機に業務の見直しを行ったことで、生産性が向上した」とメリットを実感したと話しました。

意見交換の場では、

  • 育休が企業にとってもメリットになると知れた
  • 自分の時代には考えられなかった。良い時代になった
  • 制度があるのに、なぜもっと民間企業で広まらないのか疑問
  • 女性の復職支援や、残業のない働き方、テレワーク導入も進めてほしい
    などといった率直な意見が交わされました。

ZEN大学からインターンで参加した学生からは、「育児休暇について考えたことはなかったが、取得してみたいと思えた」との感想もあり、若い世代の意識の変化もうかがえました。

最後にファシリテーターの船崎さんは、「山口県警では育休取得率がここ数年で飛躍的に上昇しており、2024年度には70.1%を達成。企業・地域全体で取得しやすい環境を作ることが大切。また、今日の意見を提言に変えて、制度づくりにつなげていってほしい」と会を締めくくりました。

今後も長門市では、子育てと仕事の両立を支える地域社会の実現に向けて、話し合いの場づくりや情報発信を継続していく予定です。