ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 長門の話題 > 俵山に地域法人「俵山みらいデザイン」誕生 まちごと旅館事業が始動

本文

俵山に地域法人「俵山みらいデザイン」誕生 まちごと旅館事業が始動

ページID:0062987 更新日:2025年9月4日更新 印刷ページ表示
まちごと旅館のトライアルが開始しました

まちごと旅館のトライアルが開始しました
川の湯受付横にある俵山温泉の写真やポスター
京家旅館にある客室
旅館の様子

9月4日(木曜日)、俵山のまちづくりを担う地域法人「一般社団法人俵山みらいデザイン」の設立および「まちごと旅館」事業のオープニングセレモニーが、俵山温泉・川の湯で開催されました。

新法人には、地域住民や民間企業、金融機関、行政関係者が参画。これまで令和5年度より運営してきた「俵山温泉エリアプラットフォーム」を発展的に解消し、まちづくり全般を担う組織として立ち上げられました。

「まちごと旅館」事業は、温泉街全体をひとつの旅館と見立てる「アルベルゴ・ディフーゾ」の考え方を応用した取り組みです。運営は株式会社俵山クリエイトが担い、川の湯に受付を設置してチェックインや精算、客室案内を行います。現時点で用意されている客室は、「保養旅館 京家」に8室、「泉屋旅館」に1室。宿泊予約は9月下旬から、宿泊受入は10月中旬から開始される予定です。

株式会社俵山クリエイトの田部井智行代表取締役は「俵山のグランドデザイン実現に向けて、トライアルを成功させることで、たくさんの方が訪れ、楽しんでいただける温泉街を作っていきたい。懐かしい雰囲気、歴史のある温泉、泉質の良さというところをまずは知っていただき、実際に体感した人の口コミで盛り上がる仕組みにより、まずは数値目標を達成したい」と話しました。

株式会社SD-WORLDの藤永義彦代表取締役は「俵山温泉は老朽化しており、空き旅館や空き店舗の増加・人の高齢化が進んでいます。まちごと旅館のトライアルがうまくいくことで、自分が運営できなくなったら旅館をやめたいと考えている皆さんに、客室を貸し出すという運営方法もあることを知っていただきたい。また、俵山で空き旅館や空き店舗を活用して新しい挑戦をする人が現れるという流れを生み出したい」と期待を寄せました。

俵山グランドデザインでは、10年間で観光客数を約18万7千人から30万人へ、入湯客数を約11万3千人から20万人へ、宿泊客数を約1万4千人から3万人へと増加させる数値目標を掲げています。