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8月28日(木曜日)、ルネッサながと大会議室において、「長門近松門左衛門顕彰会」の設立総会が開催されました。
近松門左衛門は、江戸時代に活躍した浄瑠璃作家・歌舞伎作家で、生涯にわたり浄瑠璃約100編、歌舞伎約30編以上の作品を手がけた、日本を代表する劇作家です。その優れた劇作技法や人間描写は高く評価され、「東洋のシェークスピア」とも称されています。
出生地については諸説ありますが、長門市では江戸期から「長門深川で生まれた」との民間伝承が語り継がれており、東深川の江良地区には、かつて「近松屋敷」と呼ばれた椙杜家の屋敷跡が残っています。また、平成12年には、「近松伝承のまち長門」の拠点として、全国に誇る舞台機構を備えた県立劇場「ルネッサながと」が開館しました。
近年、少子高齢化などにより、地域の伝統文化の継承が困難な状況が続いています。こうした背景のもと、近松門左衛門の没後300年という節目の年である本年、地域の貴重な文化遺産である近松伝承を後世に語り継ぎ、市民文化のさらなる発展を目指すため、「長門近松門左衛門顕彰会」の設立されました。
会長の上田俊成さんは「東深川江良地区には、近松門左衛門が江良で出生したという伝承が根強く残っています。平成6年には、「近松祭in長門」という大きなイベントが開催され、それがルネッサながとの建設にもつながっています。この伝承を次の世代につなぎ、長門の文化を高める一助となるよう活動を進めていきたい」と話していました。
設立総会では、規約や事業計画、活動資金の調達及び管理などすべての議案が承認されました。
今後は、近松門左衛門の出生伝承の調査・研究、近松和紙人形の活用、児童・生徒に向けた郷土読本・マンガの作成、映画上映会などの事業を展開していく予定です。