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数十年に一度しか咲かない花「リュウゼツラン」が、国道191号線沿いの日置地区と伊上地区の2カ所で開花しました。
リュウゼツランは、アメリカ南西部からメキシコに自生する植物で、日本には観賞用などとして持ち込まれた植物です。寿命は一般的に数十年であり、生涯で一度だけ花を咲かせ、その後枯れてしまうのが特徴で、開花までの期間は種類や環境によって異なり、30年から50年程度、またはそれ以上かかることもあります。
伊上地区で花茎を伸ばしたリュウゼツランは、高さ約8メートルと非常に高く成長し、半分程度黄色い花を咲かせましたが、7月19日に強風で倒れてしまい、満開の状態を見ることはできませんでした。
一方、日置地区で満開間近となったリュウゼツランは、大津緑洋高等学校日置校舎の敷地に植えられています。高さは約5メートルで花茎が伸び始めたのは5月の初旬。植えられたのは昭和45年頃の新校舎建設の時期ではないかということです。このリュウゼツランは、7月29日(火曜日)現在、わずかにつぼみを残して黄色い花を咲かせており、まもなく満開を迎えます。