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7月18日(金曜日)、油谷中央交流プラザでナガスクジラの試食会が開催され、関係者や市民ら約50人が参加しました。
この試食会は、昨年の7月に水産庁がナガスクジラを捕獲可能な鯨種に指定し、商業母船「関鯨丸(かんげんまる)」がナガスクジラを捕獲したことから、ナガスクジラの消費拡大につなげたいと長門大津くじら食文化を継承する会の主催で行われました。
この日は、男子厨房に入る会や油谷なでしこ、長門市議会議員などが約50人分の鯨づくし弁当と鯨汁を調理。鯨の赤肉10キログラム、白皮6キログラム、うねす(下あごから腹部にかけてのうね状の部位)9キログラムが使用されました。「鯨づくし弁当」のメニューは、オーロラソースあえ(赤肉)、カレーマリネ(赤肉)、南蛮煮(赤肉)、酢物(白皮)、ベーコン(うねす)、鯨汁(白皮)と豪華な弁当が考案されました。
試食会では、長門大津くじら食文化を継承する会の上田俊成会長が「私たちの最大の目的は、多くの市民の方に鯨肉を食べていただくことです。メニューの中の南蛮煮、酢の物、鯨汁は文化庁の100年フードに認定されていますので、そこも意識していただき味わっていただきたい」とあいさつ。
参加者は「ナガスクジラは柔らかくてこくがあり美味しい。昔はよく食卓に出ていたが、今は高級食材になりなかなか出ることがない。久しぶりに食べることができとてもおいしかった」と話していました。
今後、料飲組合などとタイアップして消費拡大につなげたいとのことでした。