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有機水稲栽培における除草作業を省力化

ページID:0060524 更新日:2025年5月27日更新 印刷ページ表示
紙マルチを敷きながら苗を植える

紙マルチを敷きながら苗を植える
田植機の機能や使い方を説明する担当者
紙マルチは幅190cmで長さ170m
費用は田植機が約450万円、紙マルチは1ロール約5,000円
田植後は紙マルチを水で浸して土壌と密着させる

5月27日(火曜日)、油谷久富の(一社)アグリながと圃場で「紙マルチ田植機」の実演会が行われました。

これは、市やJA山口県長門統括本部において有機水稲の普及を進めていますが、除草剤を使わない有機栽培の課題である除草作業の省力化を図ろうと開催されました。

この日行われた実演会では、水稲生産者やJA山口県、山口県や長門市の関係者が参加し、田植機メーカー担当者による機材の説明が行われたほか、およそ38アールの圃場で田植の実践が行われました。

この紙マルチ田植機は、特殊な黒い再生紙で水田を覆うことで除草剤を使わずに雑草の生長を抑えることが可能です。また、この再生紙は、約40日から50日で水に溶け、環境に配慮しています。

市の担当者は「長門市の実情に合った栽培方法を確立し、有機水稲の普及や生産拡大につなげたい。この実演会が農家の皆さまの参考になれば」と話しました。

また、実演を見学した生産者は「夏の暑い時期に行う除草作業が軽減されるのことは魅力だが、手間とコストがかかりそう。雑草の状況などを見ながら今後の導入を検討したい」と話しました。