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5月20日(火曜日)、海難救助功績者に対する感謝状贈呈式が仙崎海上保安部で行われました。
感謝状が贈られたのは、山口県水難救済会大浦救難所に所属する中平裕二さん、会社員の大下貴朗さん、渡辺進さん、自営業の岡藤甲記さんの4人で、仙崎海上保安部の菅益宏部長から感謝状が手渡されました。
これは、4月27日(日曜日)に長門市川尻岬沖で発生したミニボートの転覆事故において、行方不明となっていた宇部市と山陽小野田市在住の30代男性2人を救助したことによるものです。
2人は、当日の午前6時頃、長門市の香津ノ浜を出港し魚釣りをした後、出港地へ戻ろうとした際、波のうねりを受け海中へ転落。転落直後、1名が110番へ連絡しましたが、その後、携帯電話が海没し音信不通となっていました。11時35分頃、長門警察署から事故について通報があり海上保安部から山口県水難救済会大浦救難所長に救助要請がありました。
ちょうど、稚貝の放流状況などの調査に出ていた中平さんの元へ所長から連絡が入り、乗組員3人と、現場周辺を捜索。漂流していた2人を発見し無事救出しました。
中平さんは「無事に2人を助けられて良かった。事故現場は、浅瀬でなかなか船が入りにくい場所で、救助も大変だった。海に出る際は、日本海と波の高さ(突然の突風や高波)やボートの性能などをよく考えてほしい」と話していました。