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竹内正兵衛氏の子孫である竹内智子さんが市長表敬訪問

ページID:0058988 更新日:2025年3月28日更新 印刷ページ表示
表敬訪問時の記念撮影

表敬訪問時の記念撮影
竹内正兵衛の玄孫である竹内智子さん
企画展を開催していただき感謝していると話した

3月28日(金曜日)、現在村田清風記念館で開催されている企画展「村田清風をとりまく人々~竹内正兵衛~」の竹内正兵衛さんの玄孫である竹内智子さんが、江原市長を表敬訪問しました。

企画展は、村田清風の生涯に深くかかわり、その思想に大きな影響を受けた人々を紹介しており、その第一弾として「村田清風をとりまく人々~竹内正兵衛~」が開催されています。
村田清風の「甥」である​竹内正兵衛は、若い頃から「財務」関係に才能をあらわし、長州藩の財務に関する要職をつとめ、幕末激動の時代に藩財政の「切りもり」に見事な手腕を発揮しました。また、幕末の「禁門の変」に、参謀の一人として参戦し、敗戦後に禁門の変を起こした責任などを問われ、萩の野山獄で処刑されてしまいました。のちに、名誉回復され明治に入り「正四位」に叙せられています。
ただし、正兵衛については、身辺の記録の大半が破棄された可能性があり、その生涯と人となりを明確に把握することはできていませんでした。

その中で、玄孫である竹内智子さんから、竹内家代々受け継がれてきた正兵衛に関する多くの資料が提供されました。
今回、企画展を見に50年ぶりに長門を訪れたという竹内さん。企画展について竹内さんは「歴史的な観点でいうと、正兵衛のような正史から葬られてしまった人物に光を当てていただき、歴史の全体像が浮かび上がったことに対して大変感謝しています。個人的に子孫も知らない働きをしていたことを知り驚きました。その中でも、若い人の命を大切する決断をしたということに一番感動しました」と話しました。

なお、企画展は当初3月末までの開催予定でしたが、まだ公開できていない史料が多くあることから、会期を9月1日まで延長されることとなりました。4月以降は、一部展示替えを行い、新たな資料も公開される予定です。