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1月22日(水曜日)、仙崎小学校の5年生の児童40人が総合的な学習の時間で、長門市教育委員会が発行した「マンガふるさとの偉人青春の作詞家大津あきら」を活用した授業を受けました。
大津あきらさんは、長門市仙崎出身のJ-POP作詞家で、つかこうへい劇団の劇中歌の作詞や作曲を手がけ、昭和57年(1982年)中村雅俊「心の色」で第15回日本作詩大賞大衆賞を受賞、以降作詞家として活動し、矢沢永吉、中森明菜等の歌謡曲、太陽の勇者ファイバード等の特撮・アニメ主題歌など多くの作品を残しました。しかし、1997年(平成9年)4月に、病気により47歳の若さでこの世を去りました。
総合的な学習の時間でこれまで、児童は大津あきらさんの同級生の皆さんから、大津あきらさんがどんな人だったかを聞きマンガを読んだり、大津あきらさんのゆかりの場所を歩くなど学習してきました。
3回目となる今回は、「大津あきらの生き方とわたし」をテーマに前回読んだマンガから印象に残ったシーンや、大津あきらさんの生き方から感じたことなどをグループで話し合いました。
児童から、「大津あきらさんから優しさや努力を学んだ、色々なことに目を向けようと思った、熱心になることの大切さを学んだ」などの感想が発表されました。
またこの日は、大津あきらさんの同級生であり、マンガのシナリオに協力した大井徳三さんがゲストティーチャーとして参加。「大津あきらはとても好奇心旺盛で、好きだった音楽を続けるために、あきらめず努力してきました。また辛かった時に、皆さんのふるさと仙崎での少年時代を思い出して乗り越えていたことが「心の歌」にも込められています。児童の皆さんには、一度の人生、悔いのない生き方をしていって欲しい」と児童にエールを送りました。
なお、今回授業で活用されたマンガは、市がB&G財団ふるさとゆかりの偉人マンガの製作と活用事業助成金を活用し製作したもので、大津あきら(1950年から1997年)の生涯が描かれています。大井徳三(おおいとくぞう)さんのシナリオを基に、市内在住の漫画家、広中建次(ひろなかけんじ)さんがマンガを描き、(一社)大津あきら顕彰会が編集・監修を行いました。