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11月26日(火曜日)、文化財保護に尽力した功績により、山口県文化功労章を受賞された清水満幸さんとサバー送り保存会の上田久充会長および下瀬輝副会長が、大谷副市長に受賞を報告しました。
清水さんは、有形民俗文化財、無形民俗文化財に関する専門家として、2009年から現在に至るまで長門市文化財保護審議会委員、2011年から現在に至るまで下関市文化財保護審議会委員を務めるなど、文化財の保護に尽力されています。また、サバー送り保存会は、1989年の設立以来、現在に至るまで、35年余りの長きにわたり、広く地域住民の協力を得ながら、江戸時代より伝わる地域の伝統行事を今日まで絶やすことなく維持・継承し、県指定無形民俗文化財「北浦地方のサバー送り」の保存に尽力してきました。
受賞を受け、清水さんは「長門市の推薦により、このような賞をいただけたことをうれしく思います。文化財をみなさんに知っていただく、再発見していただく、共有していただく、継承していただくための行いをしてきたことが評価につながりました。微力ではありますが、今後も長門市の文化財に限らず、山口県の文化財保護に貢献していきたい」と話しました。また、サバー送り保存会の上田会長は「先人が続けてきたことに対して、我々の代で表彰を受けることを恐縮に思います。後継者確保の問題もありますが、可能な限り続けて次の時代につないでいきたい」と話しました。