11月22日(土曜日)、JR山陰本線(下関〜益田間)の全線復旧を記念し、「JR山陰本線全線復旧記念シンポジウム~JR山陰本線の今とこれから~」が、豊北歴史民俗資料館(太翔館)で開催されました。主催は、沿線自治体が連携して魅力発信や利用促進に取り組む「JR山陰本線(下関〜益田間)利用促進協議会」。同協議会では、各自治体が予算を持ち寄りながら、これまでも多様な企画を実施してきました。
シンポジウムでは、まず協議会の取組紹介が行われ、続いて「JR山陰本線の今とこれから」をテーマにトークセッションを実施。鉄道BIG4の南田裕介さん、Agawa塩満さん、豊北地区まちづくり協議会の妻崎会長が、それぞれの視点から山陰本線の可能性について意見を交わしました。
また、萩商工高等学校の生徒による探求発表の後には、沿線自治体とJR西日本によるトークセッションを開催。下関市前田市長、長門市大谷副市長、萩市田中市長、阿武町花田町長、益田市波田副市長、JR西日本広島支社の飯田支社長が登壇し、「サイクルトレイン」運行への期待、昨年好評だった「マッスルトレイン」、観光列車の企画、JRデスティネーションキャンペーンなど、これまでの取り組みと今後の展開について活発な意見が交わされました。
会場では、昨年開催されたマッスルトレインに参加したボディビルダー・佐藤さんとの撮影会、JR鉄道体験コーナー、ミニチュア鉄道展示、マッスル駅弁の販売など、家族で楽しめる企画も多数実施され、多くの来場者で賑わいました。
さらに同日、「リノベーターズサミット2025 in 下関・豊北」も開催。「中山間地域のリノベーションまちづくり創出モデル」をテーマにしたトークセッションや、下関北高校による事例発表が行われ、地域の未来を考える充実した一日となりました。