本文
7月25日(木曜日)、スマート農業実証事業「牛舎内細霧システム設備」の実証会が、キャトルステーションながとで行われました。
キャトルステーションながとは、昨年の10月に設置された施設で、肉用牛の繁殖農家(子牛を生産する農家)で生まれた生後4か月程度の子牛を、子牛市場に出荷するまでの約半年間預かり、飼養管理・育成することで繁殖農家の労力負担の軽減や、繁殖農家の飼養頭数の増加・経営維持等の効果が期待されています。ここでは、飼育農家の方へIOT設備の周知のため、また、新たなキャトルステーションの設置に向けた様々な実証実験を行っています。
今回設置された「牛舎内細霧システム」は、熱い畜舎内に微細な霧を噴霧することで、畜舎温度や家畜の体感温度を下げるというものです。これによって、畜舎内の温度を2度~3度下げることができます。設置することで期待される主な効果として、暑さによるストレスの低下、食欲の増加などがあります。また、噴霧する液剤を変えることで、消毒や防臭を行うこともできます。