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12月21日(木曜日)、高校生を対象とした若者向けデートDV防止講座が長門高等学校で開催されました。
この日は、市民活動推進課市民相談専門員・婦人相談員の木下美生(きのしたみお)さんが「人と人との関係について考えよう」と題し講演を行い、長門高校の全校生徒224人がDVについて学びました。
夫婦間で起こるDVは、結婚前の交際期間から始まっているケースも多く、若い年齢から正しい知識を身につけること、男女共同参画、ジェンダー平等、人権尊重の意識を高めることを目的にDV相談窓口である市民活動推進課が開催。
講座では、デートDV(交際相手に対する暴力)に関する基礎知識や事例、思い込みからくる男女差別などについて話されました。
また教員による「遊園地デート」を想定したロールプレイも行われ、お弁当を作ってきた男性、乗り物を怖がる男性に違和感を感じたか?性別の無意識の思い込みが無かったなど、その判断による言動などが相手を傷つけてしまうこともあるということを学びました。
最後に講師の木下さんから、「人と人とのつながりはとても大切。人の心を回復させるのは人、逆に傷つけてしまうことがあるのも人。思いやりを持って接してほしい。「なにかおかしい?」と感じたら、自分一人で悩まず、まずは信頼できる人や相談機関へ相談してください。」と話がありました。
内閣府の「男女間における暴力に関する調査」(令和3年3月報告)では、女性の約6人に1人(男性は12人に1人)がデートDVの被害経験があり、山口県では、年間約430件のDVに関する相談が寄せられているということです。
■DV相談窓口
長門市市民活動推進課
Tel:0837-23-1299
山口県配偶者暴力相談センター
Tel:0839-01-1122