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10月21日(木曜日)、長門市出身の童謡詩人 金子みすゞにゆかりのある仙崎小学校および通小学校、下関市立名池(めいち)小学校をオンラインでつなぎ、それぞれの児童が文化交流を図る授業が行われました。
この交流授業は、長門市と下関市が行う広域連携事業「みすゞ交流プロジェクト」の一環として行われたもので、金子みすゞの出身地区である仙崎、みすゞのお父さんである金子庄之助の出生地で、みすゞの詩『鯨法会』の舞台となった通、また、みすゞが長門市から下関市に移った際に住んだ家のある名池地区のそれぞれの小学校の児童が交流を深めました。平成23年度から行われている交流事業は、昨年度はコロナウイルス感染症の影響で中止となり、今年はオンラインでの開催となりました。
はじめに長門市の伊藤教育長が「オンラインにはなりましたが、開催できたことをうれしく思います。皆さんは、それぞれの学校でみすゞさんの詩に親しんで学んでこられたと思いますが、みすゞさんのやさしく温かいまなざしが、皆さんの中で広がってくれることを願っています」とあいさつをしました。
また、仙崎小学校5年生の早川さんが「私たちはこの日を楽しみにしていました。どのようにすれば、自分たちが知っているみすゞさんのことを通小学校と名池小学校のみなさんに知ってもらえるかを考えてきました。今日は楽しみながら交流を深めたいです」と児童を代表してあいさつしました。
各小学校の児童は、自分たちの地区と金子みすゞとの関わりや学校で取り組んでいることなどを動画やクイズ形式で紹介しました。
仙崎小学校の児童は「この交流会のために、みんなで協力して仙崎を紹介するCMを制作しました。下関市のことは知らないことが多かったけれど、機会があれば今後も交流していきたいです」と感想を話しました。
交流が終わると児童らは、次の機会には実際に会って交流したいと願いながら、カメラに向かって大きく手を振っていました。