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10月19日(火曜日)、旧文洋小学校で健幸出前講座「おもちゃと遊びとオーラルフレイル予防」が開催され、「うつが・いきいきサロン」の約20人が参加しました。
長門市では、今年度から高齢者の保健事業と介護予防の一体的な取組を強化し、出前講座でオーラルフレイル予防についての学びの機会や、NPO法人 人と木と協働して「おもちゃ」との触れ合いの機会を提供することで、高齢者の生活の質を向上させることを目指しています。
健幸出前講座「おもちゃと遊びとオーラルフレイル予防」は、2回1コースとなっており、1回目ではオーラルフレイルとはどのような状態かについて話があり、自分のフレイル状態をチェックしたり、舌や口唇のトレーニング方法などを学んだりしました。
2回目となった今回は、アクティビティトイとよばれるおもちゃと触れ合いうことで脳活性を行い、体の栄養だけでなく、心の栄養を養い、一人ひとりの生活の質を高めることを目的とした講座となりました。アクティビティトイは楽しい遊びとゲームの時間を通じて、子どもの能力発達を促すおもちゃで、長門市では高齢者のフレイル予防にも活用しています。
講座では、NPO法人 人と木の職員が、カラフルなカエルを指で弾いてバケツに入れる「かえるさんジャンプ」やコマを回して球を弾き飛ばす「チロリアンルーレット」、けん玉のようにして使う楽器の「おとたま」の3つについて使い方を説明し、参加者はそれぞれ初めて見るおもちゃを手に取り、興味をもちながら遊んでいました。
3つのおもちゃと触れ合ったあとは、ほかのおもちゃについても遊び方を習いながら楽しむ様子が見られました。
今回の講座に参加した福田迪子さんは「みんなで笑えて楽しかったです。遠くにいる孫が帰ってきたときには、いっしょにおもちゃ美術館に遊びに行きたいです」と笑顔で話しました。
NPO法人 人と木の高齢者アクティビティインストラクターの岩本さんは「皆さんに新しいことへのチャレンジを感じてもらえてよかったです。おもちゃの貸し出しもしているので、市内のほかのサロンにもアクティビティトイを使ったフレイル予防が広がってくれればと思います」と今後に期待を込めていました。
市では、他の地区においても順次出張講座を行う予定としています。