本文
9月16日(木曜日)、深川中学校2年生が長門市や萩市にある事業所での職場見学を行いました。この職場見学は、深川中学校の学習カリキュラムであるインターンシップが新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため中止になったものの、学校現場から中学生に知る機会を作りたいとの声を受け、NPO法人つなぐが長門市周辺で活躍する企業や団体とのマッチングを行い、実現したものです。
株式会社日置(ひおき)には4人の生徒が訪問しました。株式会社日置は、日置地区で14ヘクタールの米と3ヘクタールの麦などを生産する傍ら、日置ノ発酵グラノーラなどの加工品の販売を手掛け、6次産業化に乗り出しています。また、米を長門湯本温泉の旅館に直接販売するなどの取り組みも行っています。
株式会社日置の山本貴史さんは、高齢化が進む農業の現状を説明したうえで、「農業はきついというイメージがありますが、機械化が進んでおり、かなりの労力を削減できているため、若い人や女性も参入しやすい状況になっています。農家が自分で販路を開拓する取り組みや加工品の製造を進め、農業を次の世代につなげていきたいと思っています」と話しました。
生徒たちは、もみすりや袋詰めの作業を見学したり、トラクターの運転席に座ってみたりしていました。職場見学に参加した生徒は「農業について知らないことが多く、力仕事が多いと思っていたので、機械化が進んでいてすごいと思いました。実際に運転してみたいです」と話しました。
深川中学校の生徒は、カフェ「SNOW DRIP COFFEE」でラテアートに挑戦したり、長門市しごとセンターでは冬に発行予定の地域企業を紹介する冊子についてのアイデアを出したりするなど、15の企業や団体で職場見学を行いました。