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9月11日(土曜日)、長門市総合公園ルネッサながと特設コースにおいて「2021JCL山口ながとクリテリウム」が開催されました。
「2021JCL山口ながとクリテリウム」は一般社団法人ジャパンサイクルリーグが主催するプロによる自転車ロードレースで、山口ながとクリテリウムは三菱地所JCLプロロードレースツアー2021の第6戦として位置付けられています。
クリテリウムとは自転車ロードレースの一つで、公園の通路や市街地の公道を交通規制し、比較的短い距離のコースを何周か回って順位を競うものです。曲り角などさまざまな道路条件がある公道を周回するため、選手のせめぎ合うスリリングなレース展開が魅力です。山口ながとクリテリウムでは、1周800mのコースを50周により優勝が争われました。
オープニングセレモニーで出場するチームと選手の紹介が行われたのち、いよいよレースがスタート。スターターを江原市長が務め、ピストルの音とともに出場した53人の選手たちはスタートラインを飛び出していきました。
クリテリウムでは1周1~3kmのコースで争われることが多い中、ルネッサながと特設コースは1周800mと短いうえに、直角に曲がるコーナーが多くあり、選手にとっては難コースとなりました。それでも選手の平均スピードは時速40kmを超え、チームや選手の駆け引きも行われるなか、順位がめまぐるしく変わる展開となりました。
後半に入ると優勝争いは5人の選手に絞られ、最終盤まで集団でのせめぎあいが続き、どの選手がトップでゴールするかわからない展開となりましたが、接戦を制したのは宇都宮ブリッツェンの小坂 光選手で、1位から3位までを宇都宮ブリッツェンの選手が独占する結果となりました。
優勝した小坂 光選手は、「強いチームメートのおかげで勝たせてもらえました。宇都宮ブリッツェンに入って13年目での初めての優勝なので、とてもうれしいです。幅が狭く、周回も短いコースで難しかったですが、序盤から積極的にいこうと決めていました。辛い局面もありましたが、最後まであきらめずチームワークでつかみ取った勝利だと思います」と喜びを語りました。
9月12日には、美祢市で三菱地所JCLプロロードレースツアー2021の第7戦「秋吉台カルストロードレース」が開催されることとなっています。