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9月9日(木曜日)、消防本部において救急ステーション認定証交付式が行われました。
救急ステーション認定制度は、多くの利用者が出入りする旅館や店舗などにおいて、救急事案が発生した場合に、救急隊が到着する前に従業員が適切な応急救護を行うことができる事業所を「救急ステーション」として認定する制度で、お客様に安全・安心を届ける役割が期待されています。
この制度は、平成15年度に長門市消防本部で初めて制度化され、その後山口県下へ広がっており、令和3年9月現在、山口県内で336事業所が認定されています。
今回認定を受けた事業所は、ボートレースチケットショップながとです。「救急ステーション」に加え、AEDを常備し、AEDを使用するために必要な講習修了者を常時確保している事業所が認定される「AED設置救急ステーション」にも併せて認定されました。
認定証交付式では、長門市消防本部の杉村消防長から下関市ボートレース事業の山田事業管理者に認定証が交付されました。
杉村消防長は、「平成15年の制度化以降、着実に認定事業所の数を増やしてきました。今回の認定により、安全・安心の確保につながることを期待します」とあいさつしました。
対して、山田事業管理者は「ボートレースチケットながとは昨年9月のオープン以来、高齢者にも多く利用いただいています。救命講習をほぼすべての職員が受講し、技能の習得だけでなく危機管理意識の向上に努めています。より安全・安心に楽しんでいただける親しみやすい施設となるよう精進していきたい」と今後の展望を話しました。
その後、ボートレースチケットながとの職員が応急救護活動を実演し、不測の事態に備えた訓練の成果を披露しました。
今回の認定により、長門市内の救急ステーション認定は85事業所、AED設置救急ステーション認定は42事業所となりました。