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8月11日(水曜日)、JA山口県俵山支所において、長門ゆずきちの出荷に向けた「目合わせ会」が行われました。目合わせ会には長門ゆずきちの生産者でつくられた「長門ゆずきちの会」のメンバーや行政関係者が出席しました。
長門ゆずきちの会は、平成10年に結成され、長門市俵山地区を中心に植栽を開始し、平成14年から出荷を開始しました。現在、会員35人が4haで栽培し、昨年は約18tの果実を青果、加工用として出荷しました。
目合わせ会ではJA職員の指導のもと、収穫した長門ゆずきちの現物を見ながら、これからの収穫・出荷方法や規格を確認しました。長門ゆずきちは、大きさが約40mm以上のものを出荷基準に定めており、大きさによりM・L・2Lの階級に、形状や見た目の美しさなどでA・Bの等級に分類されています。また、どのくらい外傷があると出荷できなくなるのかについても確認を行っていました。
近年ではパッケージセンターと呼ばれる集荷場で、コンテナで運ばれた長門ゆずきちを一斉に分類してパック詰めをする方法も取られるようになってきており、農家の負担軽減につなげています。
長門ゆずきちの会の杉本健二会長は、「今年の夏は雨が少なく心配していたが、台風による雨で水分も申し分ない出来となりました。ぜひご家庭で、唐揚げやサンマなどにお使いいただき、季節の味を味わってほしいと思います。」と今年の出荷に期待を込めていました。
長門ゆずきちはクエン酸を多く含み、体の疲れをとる効果があるといわれています。近年ではさまざまな加工品にも利用されるようになり、知名度を高めています。
今年の初出荷は8月16日に決まり、翌日の17日から店頭に並ぶこととなっています。