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認知症になっても私たちがいるよ~子供たちが地域の人と認知症を学ぶ~

ページID:0036401 更新日:2021年7月29日更新 印刷ページ表示
子どもたちに配布された認知症キッズサポーター証

子どもたちに配布された認知症キッズサポーター証
大人の脳の重さと同じ1300gの袋を持ち上げて脳の重さを実感
かるたを通して認知症への学びを深めた
かるたは、認知症の特性や対応の方法などがわかりやすい言葉でつくられている
西地域包括支援センター職員が認知症のお年寄りに扮し、子どもたちが声のかけ方を実践で学んだ

7月29日(木曜日)、油谷小学校で小学校4年生から中学校1年生までの児童生徒と地域の大人が参加し、認知症への理解を深める講座が開催されました。

油谷地区では公民館と学校、地区社会福祉協議会の3者がトライアングル型まちづくり事業実行委員会を組織しています。今回の講座は3者の協働により行われるサマースクールの一環として開催されました。子どもたちだけでなく地域の大人にも参加してもらうことにより、異世代交流を軸に持続可能な福祉のまちづくりを推進し、子どもたちは郷土愛を深め、お年寄りは住み慣れた地域で安心して暮らしていくことを目的としています。

講座ではキャラバンメイトで岡田病院の保健師である宮崎節子さんが、認知症とはどのような病気なのかや認知症の人に対してのまわりの支援の方法などについて、わかりやすく説明しました。

また、参加者はグループに分かれ、大学で福祉を学ぶ学生が開発した「ニコニコかるた」で遊びながら学びを深めていました。ニコニコかるたは自分の身近な人が認知症になったときに優しい対応ができるようにとわかりやすい言い回しで認知症を学ぶことができるよう作成されています。

最後に子どもたちには、認知症キッズサポーター証が、大人には認知症サポーター証が配布されました。油谷小学校5年の中野琴美さんは「認知症の人はいろいろなことが分からなくなることを知りました。相手の視野に入って前から声をかけることが大切だとわかりました。認知症の人にはやさしく接し、なるべくたくさん声をかけてあげたいと思います」と学んだ感想を話しました。

サマースクールでは、認知症講座のほかに鯨食文化講座や災害時の避難所運営についての講座が開催されることとなっています。