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7月1日(木曜日)、ルネッサながとで和紙彫塑作家 内海清美(うちうみきよはる)氏による近松人形展が始まりました。
旧長門市では平成6年に近松祭in長門を開始し、内海氏に近松門左衛門の作品を基にした和紙人形の制作を依頼し、数年かけて制作された和紙人形は、「曽根崎心中」「国性爺合戦」「平家女護島」「関八州繋馬」の4作品、計130体に及びます。また、市内企業が制作を依頼した「冥途の飛脚」20体を合わせた合計150体の人形をルネッサながとが管理をしています。
このたび、ルネッサながと開館20周年記念公演に際し、和紙人形の魅力を広く市民の皆さんに伝えたいという思いから約45体がロビーに展示されたものです。
ルネッサながとの担当者は「近松人形は、あえて瞳がないつくりになっています。これは見る人の心を映し、見る人がさまざまな解釈ができるようにという思いからです。それぞれの楽しみ方でご覧ください。」と話していました。
ルネッサながとでは7月3日(土曜日)に開館20周年式典が開催され、近松人形展は4日(日曜日)まで行われています。