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プラスチックモンスターをやっつけよう~オンライン環境学習会~

ページID:0035801 更新日:2021年6月17日更新 印刷ページ表示
児童書を発刊したクレヨンハウス編集部の吉原美穂さん

児童書を発刊したクレヨンハウス編集部の吉原美穂さん
村岡知事もオンラインで参加した
会場には海に散乱していたプラスチックごみが展示された
児童が事前に用意していた質問を投げかけた
クイズで理解を深めた

 6月17日(木曜日)、日置小学校でオンライン学習会「プラスチックモンスターをやっつけよう!」が開催されました。この学習会は山口県廃棄物・リサイクル対策課が実施したもので、クレヨンハウス社刊の児童書「プラスチックモンスターをやっつけよう!」とコラボレーションし、日置小学校、神田小学校、日置中学校の児童生徒計72人がそれぞれの校舎からオンラインで参加しました。

 はじめに村岡嗣政山口県知事が県庁からオンラインで参加し、「山口県の海でもプラスチックモンスターが大暴れしています。二位の浜で行われた海岸清掃に参加したことがありますが、漂着ごみが多く、山口県の海をきれいにしていきたいと思います。日置地区では海岸を守る活動がずっと行われており、たいへん素晴らしいことです。みなさんには、何ができるかを考えていただき、できることから始めてもらえればと思います」とあいさつをしました。

 つづいて、クレヨンハウス編集部の吉原美穂さんが、「プラスチックモンスターって何だろう?」と題し、日本の海や川のプラスチックごみの現状や特徴を説明し、鳥や魚の生態に影響が出ているなど、モンスターと呼ばれる理由について話しました。

 また、マイクロプラスチック汚染研究の第一人者である高田秀重東京農工大学教授は、プラスチックごみは、どんどん増えていること、えさとまちがって生き物が食べてしまうこと、有害な物質とくっつきやすいことなどを事例を交えて説明し、プラスチックモンスターをやっつけないといけない必要性を話し、そのためにはプラスチックごみを減らすことがいちばんの方法であることを児童生徒に呼びかけました。

 交流コーナーでは、日置小学校5年生の坂本さんが「人口が増えるよりプラスチックごみが増えるスピードのほうが速いのはなぜですか?」、6年生の岡村さんは「SDGsで自分たちが簡単に取り組めることは何ですか?」と児童から質問が寄せられ、吉原さんや高田教授が丁寧に答えていました。

 最後に県職員から、児童生徒に対し、県が作成したパンフレットにある5つの項目について、「ぜひ、チャレンジしてください」と呼びかけて閉会しました。
 1 ポイすてをゆるさない気持ちをみんなで持とう
 2 10分間、家の近くのごみ拾いをしてみよう
 3 5分間、海に行って、プラスチックごみを拾ってみよう
 4 海や川の清掃活動に参加してみよう!
 5 プラスチックを使わない生活を増やしていこう