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3月25日(木曜日)、長門市地域医療連携支援センターにおいて、新型コロナウイルスワクチンの集団接種訓練が行われました。
この訓練は、ワクチンの集団接種を今後実施するにあたり、事前のシミュレーションを実施し、担当の役割を確認するとともに、実際の接種時に円滑に実施できるよう改善すべき課題や問題点を確認することを目的に行われ、市内機関関係者やワクチン接種協力締結団体など約100人が参加しました。
訓練に先立ち、江原市長は「長門市では1月19日を最後に感染者が発生しておらず、医療機関の皆さんの協力の賜物と考えており、感謝申し上げます。感染の終息に向けてワクチンに対する期待は増しています。長門市においても今月から医療従事者に対するワクチン接種が始まり、4月からは高齢者に対して開始される予定です。市民が安心してワクチンを接種できる体制をつくりたいと考えていますので、訓練に参加された皆さんからの忌憚のないご意見をお願いします」とあいさつしました。
訓練では高齢者の被接種者役となった30人が受付、予診票の確認、予診、ワクチン接種の行程を行い、従事者役がそれぞれの役割に応じて対応し、流れやどのくらいの時間が必要かについて確認を行いました。予診票に必要事項をあらかじめ書いてある場合や書いていない場合、また、ワクチン接種後にアナフィラキシーショックが発生した場合など複数のシチュエーションについて、対応方法を試していました。
訓練後はそれぞれの担当ごとに反省点や改善点を洗い出し、発表を行いました。
新型コロナワクチン接種推進室の梶山室長は、「訓練は、市民の皆さんのご協力により流れや計画通りの時間で接種ができたかなどの確認をすることができました。各部署で問題点や改善点を洗い出しを行ったので、見直しを行って実際のワクチン接種の現場で活かしていきたいと思います。フィードバックをすることによりスムーズなワクチン接種を心がけたいと思います」と感想を述べました。
長門市における集団接種の開始時期については、ワクチンの供給量によるため未定ですが、開始前に再度訓練を行い、万全を期すこととしています。