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3月24日(水曜日)、油谷向津具「宿坊えんとき」がエコツーリズム大賞特別賞を受賞したことについて、市長への報告が行われました。
長門市役所を訪れたのは長門市油谷にある二尊院の第60代住職 田立智暁さんと、むかつ国で遊ぼう協議会 会長の古川一成さんと事務局の近藤乃梨子さん。田立さんはツアーなどの事業を行う有限会社天請を創業し、修行体験ができる「宿坊えんとき」を開業され運営しています。
「エコツーリズム大賞」とは、平成17年から環境省が実施する表彰で、エコツーリズムを実践する地域や事業者の優れた取り組みを表彰されています。
今回、「宿坊えんとき」の取り組みがエコツーリズム大賞の特別賞を受賞。「宿坊えんとき」では、むかつ国で遊ぼう協議会と連携した向津具半島における地域資源の活用した山岳修行をエコツーリズム化、信仰と文化を組み合わせたユニークな宿坊体験を提供されています。地域資源を活用した取り組みが評価されこのたびの受賞となりました。
長門市役所を訪れた3人に対し、江原市長は「このたびは本当におめでとうございます。いつも向津具地区の発展に寄与されていることに対し、感謝を申し上げます。コロナ禍の大変な状況の中での開業だったと思いますが、状況が落ち着いたらインバウンドの呼び込みなどあると思います。今後のますますのご活躍を楽しみにしています。」と述べました。
報告に訪れた二尊院の住職 田立さんは「このような賞を受賞できてうれしく思います。自分自身が修行を行ってきましたが、自然の中で修行したいという声に答える形で宿坊をはじめました。むかつ国と遊ぼう協議会をはじめ地域の方と連携して、自然から学び内面を見つめ直す体験ツアーや地産地消の精進料理の提供など、他の地域にはない魅力を発信してきました。向津具地区の数少ない宿泊施設として、お客様の滞在時間をのばして周遊していただきたいと思っています。」と話しました。
今後も地域と連携して事業をすすめられるとのことです。