本文
3月21日(日曜日)、長門市と萩市を舞台に「ながとブルーオーシャンライドmini」が開催されました。
このイベントは、サイクリングを通じてトップアスリートとの交流を図り、自転車でしか感じることのできない長門市の魅力を堪能してもらうことで、交流人口の拡大につなげることを目的とし、毎年11月に開催している「ながとブルーオーシャンライド」のショート版として行われました。
ゲストに日本競輪選手会山口支部に所属する宮本隼輔選手を迎え、前日からの雨の勢いが弱まらないまま、60人のサイクリストが道の駅センザキッチンをスタートしました。宮本選手は山口県出身でS級1班のトップアスリートです。
三隅方面に向けてスタートした参加者は、最初のエイドである宗頭文化センターを目指しました。エイドではマフィンとドリップコーヒーが提供され、雨で冷えた体を温めていました。その後急坂の鎖峠を越えて萩市方面に走り、玉江から三見方面に向かいました。
JR三見駅のエイドでは牛すじカレーがふるまわれ、サイクリストの空腹を満たしていました。長門市方面へと戻り、飯井地区では再び急坂の上り下りに参加者は苦しそうな表情を浮かべていました。
JR三隅駅では、トワイライトエクスプレスが約10分間停車。参加者は写真撮影などを楽しんでいました。また、エイドにもなっており、パフケーキとドリップコーヒーが提供されました。
今回の約50kmのコースは、早春の田園と山間の風景、そして美しい海岸線が楽しめるように設定されていますが、終日雨が止むことなく、青空の下でのサイクリングとはなりませんでしたが、参加者は多様な風景やエイドでのおもてなしを楽しんでいるようでした。
ゲストの宮本選手は「悪天候ながらも事故もなく、参加者がしっかり楽しんでいたので良かったです。長門市は高校生のころから合宿で通っていました。今回のコースは初めて走りましたが、今度は晴天のときに走ってみたいです。山口県内にもサイクリストが多いことに驚いています。エイドもおいしくいただくことができました」と感想を話していました。