本文
3月11日(木曜日)、地域医療連携支援センターで、周南市のたむら耳鼻咽喉科の田村光司院長を講師にお招きし、こころの健康づくり講演会が行われました。
長門市では地域で支え合う環境づくりを目的とし、こころの健康づくりを推進しています。
こころの健康づくりの中で、ストレスと睡眠は密接に関係しており、メンタルヘルス対策の上でも眠れているかどうかが重要となります。
3月は自殺対策強化月間にあたり、良質な睡眠によりうつ病を予防し、健康の維持と生活の質の向上につなげることを目的として講演会を開催したものです。
約40人が参加した講演会では、田村院長から「日本人は先進国のなかで最も睡眠時間が短い。脳にはアミロイドβというゴミがたまるが、睡眠により掃除されている。良質な睡眠が取れないとごみが溜まってしまい、認知症の発症リスクが高まる。良質な睡眠を取るためには昼間の活動を活発に行うことと体内時計を整えることが大切」との話がありました。
市内から参加した前田さんは、「医療関係の仕事をしているため、勉強と思って参加した。毎日10時に寝て6時に起きるよう気をつけており、昼間10分仮眠を取ることで調子がとてもよい。講演会は普段の生活を見直すきっかけになり、改めて正しい生活のリズムの大切さを感じた」と話していました。