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3月10日(水曜日)、市役所会議室において、長門市職員が今年度の自主研究グループ活動について発表を行う報告会が開催されました。
長門市では、職員の自己啓発意欲と行政への参画意識を高めること、また、活力ある職場づくりに努めることなどを目的に平成17年の合併以来自主研究グループ活動が行われており、昨年度までに23のグループが活動しています。今年度は4つのグループがそれぞれの活動内容について報告を行いました。
「アウトドアツーリズム」を研究したグループからは、地元の産品をバーベキューに活用したり、商品化して販売するほか、ワーケーションの活用などにより稼いでいくための方法や市民にアウトドアに親しんでもらうための魅力を伝える方法について今後検討していきたいとの説明がありました。
「働き方改革」のグループは、新型コロナウイルスの影響や地震や雪害など多発する災害に対応していくため、新しい働き方を導入していく必要があり、導入に伴うインフラやデジタル技術の整備の必要性について提案を行いました。また、テレワークでの業務をを行っていく上で、準備すべきツールやルールづくりなどについて説明があり、新しい時代に向けて早急な対応が必要となるとの発表がありました。
「公務員の副業」では、社会貢献活動に関する副業や今後、デマンド交通の運転手などの副業について体験モニターを実施したいとの提案がされました。
「空き家活用プロジェクト」では、仙崎の空き家を住民といっしょになって活用方法を考え、清掃やリノベーションを行ったり、イベントを開催し、みすゞ通りのにぎわいの創出の拠点づくりを行った実績について報告がありました。
最後に江原市長が「職員のしっかりとした活動に対し感謝します。たいへん参考になりました。これで終わりにするのではなく、業務に支障がない範囲で今後も継続し、具体的な政策提案につなげてほしい」と講評を述べました。
今年度活動した自主研究グループと研究内容は次のとおりです。
(1)ゆやアウトドアクラブ 「アウトドアツーリズムによる地域活性化を考える~『長門アウトドアビジョン(仮称)』の考察~」
(2)ながと働き方改革チーム「長門市役所における業務の生産性・効率性の向上および事業継続を目的としたICT等の導入による働き方改革の実現」
(3)NAGATO 11「公務員の副業について」
(4)S trial「やさしさが響きあう地域と職員の協働による空き家活動プロジェクト」