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1月29日(金曜日)、仙崎湾から大津緑洋高校水産校舎の生徒を乗せた実習船「海友丸」が出航しました。
同校では毎年、専門的な知識と技術を習得し、船舶職員としての資質や人格の醸成のために遠洋航海実習を実施しています。今年は、同校海洋技術科の2年生と専攻科1年生、福岡県立水産高校専攻科1年生、船舶職員や指導教官など合計67人が「海友丸」に乗船。新型コロナウイルス感染症対策として、乗組員全員が1月15日にPCR検査を行い、そのまま沿岸多目的航海を行い、2週間の間で発熱がないかを確認しています。そして、この日に仙崎湾を出港して、30日の間航海し、マーシャル諸島からマリアナ諸島海域でマグロはえ縄漁業などの実習を行います。
この日行われた出航式は新型コロナウイルス感染症対策として仙崎港を会場に時間を短くして開催。はじめに、原田治幸校長が「遠洋航海へ出港するみなさんは長門市、山口県、そして日本の水産業、海運業の期待の星です。安全で実り多い航海と、実習生が大きく成長して、仙崎に帰ってきてくれることを楽しみに待っています」とあいさつ。その後、実習生は約200人の保護者や生徒らに見送られながら、10,000kmにも及ぶ航海に出発しました。
「海友丸」は2月6日(土曜日)にマグロはえ縄漁業を行った後焼津に入港し、2月27日(土曜日)に仙崎へ帰港する予定となっています。