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1月28日(木曜日)、市内すべての保育園・幼稚園に長門大津くじら食文化を継承する会から約40kgのニタリクジラの鯨肉が贈られました。
同会では平成19年度から、伝統的な食文化に親しみを持ってもらおうと節分の日の給食用に鯨肉の提供を続けており、当初は各地区3年に一度だったものを、平成25年度からは市内すべての保育園・幼稚園に一斉に提供を行っています。例年、幼稚園などでセレモニーを行っていましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響から中止となり、市役所本庁舎で贈呈式が行われ、上田俊成会長らが出席しました。
式では、上田俊成会長から江原市長に市立保育園・幼稚園分の20.5kgの鯨肉が手渡され、江原市長は「園児たちは鯨肉を食べることを楽しみにしています。毎年、鯨肉を提供していただけることに敬意を表するとともに、この活動で長門市が元気づいていけば」とあいさつ。続いて、長門大津くじら食文化を継承する会の上田俊成会長が「次の世代へ鯨肉の食文化を継承していくために、鯨肉を提供し食べてもらうことで子どもたちに文化に触れてもらい、興味を持ってもらえれば。また、節分の日に大きいもの・長いものを食べると、大きくなれるといわれているので、この日に合わせて提供させてもらいました」とあいさつしました。
鯨肉は、市内の10箇所の保育園・幼稚園の園児および職員(約1000人)が節分の日に竜田揚げとして食べる予定です。