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1月17日(日曜日)、青海島の大日比地区で約200年前から続くとされるどんど焼きが行われました。
この巨大やぐらは、地区住民の手により、垂木や孟宗竹などを骨組みに、中に大量のシダの葉を入れ乾燥して制作され、最後に各家庭から持ち寄った正月のしめ飾りや書初めなどで飾りつけて完成。高さは8メートルに達し、末広がりとなるようにとの思いが込められています。今年は新型コロナウイルス感染症防止対策として、大日比地区の住民とその縁故者に限定し、約80人が参加しました。また、例年はお神酒などを配っていましたが、感染防止対策として今年は中止するなど予防対策が徹底されています。
どんど焼きは、年男・年女によって着火されると、瞬く間に火は燃え広がり、約20分程度で倒れました。このやぐらには、海側に倒れると豊漁、山側に倒れると豊作の言い伝えがあり、今年はやや海側に倒れ、豊漁になるとの判断がなされました。どんど焼きの制作に携わった大日比地区6班の三輪悟さんは「1年間地区住民のみんなが幸せで、今年1年魚が多く獲れれば嬉しいです」と語りました。