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1月16日(土)、日置の菅無田公園で「鳥たちはなぜ群れる」と題したバードウォッチング講座が行われました。7人が参加したこの講座は、新潟ライチョウ研究会の長野康之代表を講師に迎え、自然の見方について学びました。
長野代表は、「新潟の樹木はこの時期すべて葉を落としていますが、山口県では冬でも緑が青々としています。地域が違うと見える鳥も異なります。今日は鳥の種類を覚えるのではなく、自然の見方を知ってほしい。鳥はすべて生き残るためか子孫を残すためだけに行動しています。 鳥の行動に一つひとつなぜ?と問いかけることで自然が見えてきます」と話し、公園近くに生息するホオジロやジョウビタキ、カモなどの鳥について詳しく生態を説明し、参加者は貸し出された双眼鏡を覗き込み、鳥の様子を観察していました。
この講座を企画したNPO法人人と木の山本さんは、「自然豊かな長門市でも森に入る機会は少ない。長門の自然に気軽に触れてもらい、自然の良さを知ってもらう機会を作るために開催しました」と話しました。
参加者は、「もともと生き物に興味があり、このような講座があれば参加しようと思っていた。鳥や自然の見方を習いながら、なぜそうなのかという説明を多く聞くことができて、とても楽しい時間でした」と感想を話してくれました。
1月17日(日曜日)は、長野代表が引き続き講師を務める植物が冬を越す工夫について学ぶ講座が行われます。