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後継者不在企業を若手経営者が事業承継

<外部リンク> 印刷用ページを表示する 掲載日:2021年1月10日更新
青海島通地区にある民宿沖千鳥

青海島通地区にある民宿沖千鳥
今後の事業展開について話す株式会社オーパの宮本社長
左は昭和60年から沖千鳥を経営してきた新谷社長

 1月10日(日曜日)、通の民宿「沖千鳥」を事業承継した若手経営者がレストラン部門をリニューアルオープンしました。

 リニューアルオープンしたのは、「沖千鳥」のレストラン部門である「海鶏(シーチキン)」。下関市の釣具販売会社である株式会社オーパが民宿「沖千鳥」の新谷勇社長から事業承継し、レストラン部門を鶏料理店として新たに営業をスタートしました。

 山口県の後継者不在率は75.3%と全国で3番目に高く、後継者不足による廃業が後を絶たず、深刻な問題となっています。沖千鳥の新谷社長もかねてより後継者の不在に悩んでおり、長門商工会議所に相談したところ、山口県事業引き継ぎ支援センターが事業を引き継ぎたい企業とのマッチングを行い、条件面での調整の支援を行ったことにより、今回の事業承継が実現しました。今後はレストラン部門だけでなく、民宿、遊漁等も引き継ぎ、美しい青海島の海沿いに立地する好条件を生かしたマリンレジャーにも参入する予定です。

 事業承継をした株式会社オーパの宮本英和社長は、「釣り好きが高じて、バスプロをしていたことがあり、滋賀県によく通っていたが、そこにちょうど沖千鳥と同じような民宿があり、長年あこがれていた。以前から事業承継に関心を持っており、自分たちの会社の事業内容と共通部分も多かったことから事業承継を決断した。後継者不在率の高い山口県におけるモデルケースとなれたら。」と意気込みを語りました。

 また、新谷社長は、「年齢的なこともあり、事業を引き継いでもらえる人がいないか2年以上前から長門商工会議所に相談していた。長年、通という場所で事業をやってきたので、つぶしてしまうのは悲しいと思っていたが、事業承継が実現して本当にうれしい。この1年は宮本社長と綿密に話し合ってきた。まずは地域に根差した経営をしていただき、自分も引き続き支援を行いたい。アウトドアブームにより遊漁の需要は伸びしろがある。最終的には通地区の活性化につなげていきたい。」と話しました。

 山口県事業引き継ぎセンターでは、親族間の事業承継だけでなく、従業員や第3者への承継など幅広く支援しています。外部専門家等も含めたネットワークにより承継に係る問題解決にあたっており、無料で相談に応じています。