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1月5日(火曜日)、長門地方卸売市場で、市場関係者ら約30人が出席して今年の初競りが行われました。
初競りの前に式典が行われ、山口県農業協同組合の大田寛治理事が「新型コロナウイルス感染症の影響で、農業を取り巻く環境はより厳しいものがあります。農産物の販売の多角化や業務用の加工野菜の販売など時代が求め、消費者のニーズに合わせた取り組みを市場関係者の意見をいただきながら進めていきたい。今年は生産と販売のより一層の拡大と一刻も早い新型コロナウイルス感染症の収束を願います。」とあいさつをしました。
続いて来賓として出席した江原市長は「農業は長門市の基幹産業のひとつ。農業の活性化なくして長門市の活性化はないとの気持ちで取り組んでいる。後継者や担い手の不足など課題はあるが、生産ロットの確保や生産性を向上させることにより、農業関係者の所得向上につなげたい。長門卸売市場は長門市にとって大切な市場であり、本市は出荷者、仲買、JAと連携して取り組みを進めていきたい。」と述べました。
この日は、大根や白菜、カブ、トマト、イチゴなど季節の新鮮な野菜や生花が市場に並び、競り人の威勢のいい掛け声が響く中、買い手が競り落としていました。今年度の出荷状況は、昨年度に比べて単価はやや高く、量も多めとのことです。