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~伝統をいつまでも~通鯨唄引継ぎ式

ページID:0051929 更新日:2024年2月26日更新 印刷ページ表示
6年生と最後の鯨唄を披露

6年生と最後の鯨唄を披露
石村校長先生が児童にエールを送る
6年生から在校生に法被とバチが引き継がれた
引継ぎ後、在校生の鯨唄を見守る6年生
6年生の黒瀬愛果さんが鯨唄保存会の皆さんに感謝の言葉

2月26日(月曜日)、通地区で唄い継がれる長門市無形民俗文化財「通鯨唄」の引継ぎ式が、通小学校で行われ、児童10人や通鯨唄保存会、地区住民、教職員が参加しました。

「通鯨唄」は、約400年前に長州毛利藩直営の通鯨組の人々が、全ての集いで唄いならしてきた労働歌であり、祝い唄です。この「通鯨唄」を唄い継いでいこうと同校では、昭和63年から伝承活動に取り組んでおり、平成2年から6年生が下級生に引継ぎ式を行っています。 

引継ぎ式では、はじめに全校生徒10人による鯨唄「祝え目出度」と「朝のめざめ」を披露。子どもたちは、鯨への哀悼と感謝の気持ちを表す揉み手を行いながら、張りのある歌声で歌い上げました。その後、6年生から下級生に法被と太鼓のバチを引き継ぎ、在校生のみで「祝え目出度」を唄い、伝統を受け継ぎました。

児童を代表して6年生の黒瀬愛果さんが「指導を通して鯨唄の唄い方だけではなく、鯨唄に込められた鯨に対する感謝や憐みの気持ちを教えていただきました。お忙しいところご指導いただきありがとうございました」と鯨唄保存会の皆さんに感謝の気持ちを伝えました。