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1月11日(木曜日)、昨年8月から行われていた村田清風旧宅の茅葺屋根葺き替え工事が完了したことに伴い、村田清風の顕彰に尽力している方や地域住民を招いた完成報告会が開催されました。この報告会は、文化財や地域の歴史に対する理解を深め、文化財保護への意識醸成を図ることを目的としています。
報告会では、伊藤教育長があいさつした後、担当職員から工事概要について説明がありました。また、報告会終了後、参加者で約30年ぶりに葺き替えが行われた村田清風旧宅を見学しました。
○国指定史跡 村田清風旧宅及び墓
長門市三隅の偉人・村田清風(1783-1855)が、生まれてから19歳までと、晩年(63歳から73歳で亡くなるまで)を過ごした家。清風はその人生の大半を萩で過ごしたが、自身の生まれ育ったこの家を「三隅山荘」と呼び、度々帰省していました。主屋は天明2年(1782)に建てられたと伝えられています。敷地内には、ほかに籾蔵、厩、湯殿、井戸などがあり、昭和16年(1941)に史跡に指定されました。