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1月16日(月曜日)、山口県漁業協同組合黄波戸支店で「アワビ中間育成放流種苗出荷式」が行われ、関係者など約30人が出席しました。これは、水産振興事業として漁業者の所得向上を図るため、市が漁協へ委託し育成したアワビ種苗を漁業者へ無償配布し、栽培漁業を促進することを目的とした事業です。7か月ほど前から種苗中間育成施設で育成したアワビの種苗の体長が30mmを超え、出荷できる大きさになったことから開催されたものです。
式の開催に際し、江原市長が「長門市の水産業を取り巻く環境は担い手の高齢化、後継者不足、燃油等高騰により、厳しいものとなっています。みなさんからご提案をいただき、アワビの中間育成施設を昨年6月から再稼働することとなりました。この事業が末永く続くように、各関係機関と連携し、進めていきたいと思っています」とあいさつし、県漁協各支店へアワビの種苗を手渡しました。
この日配布されたアワビの種苗は、県漁協各支店で放流を行い、採捕できる10cmに成長するまで3~4年かかるということです。